脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『トップをねらえ2』

チェーンソーにV8エンジンを搭載してみる(動画) | ギズモード・ジャパン
これが神を切り裂く武器の正体か

 神宮は今日も雨だった。我等がカープは明日から現在台風直撃中の広島で試合予定ということで、絶賛ネタ切れ警報発令中です。誰かネタ下さい。

  毎日更新一週間たっせー。*1まさかこの間一度も勝たんとは思わなんだ。

トップをねらえ2! (1) [DVD]

トップをねらえ2! (1) [DVD]

甘く切ない恋の色 胸をきゅんとさせる

 『トップをねらえ!』が十六年ぶりに帰ってきた。今回の主人公は、伝説の英雄ノノリリにあこがれるアンドロイド少女ノノ。そして、地球を宇宙怪獣の手から守る組織フラタニティのトップエースラルクが「お姉さま」。
 「エヴァ」を世に送り出した日本最高のクリエイター集団GAINAXが総力をあげて送り出す「バスター・サーガ」完結編。日本アニメの真髄ここにあり。

 『彼氏彼女の事情』『フリクリ』『これが私のご主人さま』etcと、エヴァ以来あまりパッとしなかったGAINAXが遂にやってくれました。余裕のあるスケジュールと潤沢な予算に支えられたそのクォリティは他の追随を許しません。「宇宙怪獣」や「バスターマシン」が画面狭しとグリグリ動き倒す戦闘シーンに、一瞬たりとも崩れぬ繊細な人物造形。「絵」だけでなく「音」も負けてはいません。確かな実力に裏打ちされた豪華声優陣の演技に、大家田中公平の安定感漂う音楽。それらを束ねる鶴巻監督のメリハリの利いた演出も必見です。

 
 相変わらず、俺褒めるの苦手だな。どうしても宣伝臭い文章になっちまう。幇間のベンチャラはこれくらいにして、脚本の批判的感想を。
 続編の宿命と言ってはそれまでですが、前作におんぶにだっこな話の盛り上げ方は流石にいかがなものかと。他にも、本編を見ただけでは絶対に分からない無駄に膨大かつ詳細な裏設定に、いまいち独りよがりで中二病臭い人物の内面描写と、相も変わらずの思わせぶりで難解なラストと、脚本だけ見ると、ちと苦笑せざるを得ないものがありますが、全体としては破綻もせず綺麗にまとまったといっていいのではないでしょうか。特にエピローグの美しさは、中途の迷走を全て忘れさせるに十分なものがあります。
 ただ、その破綻のなさが仇で、記憶に残りにくい作品であるのは確かでしょう。エポックメイキングな作品でなし、マニアの間で語り継がれる隠れた名作という、エヴァ以前の『トップをねらえ!』の位置に収まるのではないでしょうか。
 
 

恋のカウントダウン 準備はいつでもOK

 いかにもアニメアニメした絵柄で、手に取りづらい作品ではあるでしょうが、是非一度見て下さい。いつまでも宮崎や富野のような「老害」をのさばらしておく必要はないはずです。

 話は変わって「新世紀エヴァンゲリオン」の再映画化の話題。トップで成功したし、今度はエヴァでぼろもうけだ。の心の声が聞こえてきそうですが、期待していいものでしょうか。GAINAXの未だ健在なるのはわかるのですが、エヴァ以来全部大ごけさせてる庵野が使い物になるのかどうか。ブンガクへの色気を出さず、大人しく「使徒VSEVA 第三新東京市大血戦」な活劇モノにすればまだ見れると思うのですがいかがでしょう。「スパロボ」シリーズみたいに「男の子」なシンジ君をみたいなー。 

今日の一行知識

前作『トップをねらえ!』は『王立宇宙軍オネアミスの翼〜』で開けた大穴を埋める為に製作された
だから、絶対受けるように「あざとく」作った。(岡田斗志夫談)GAINAXのスケジュール管理や予算管理の適当さはエヴァに始まったこっちゃなかったようで。とかく批判されがちな商業主義ですが、暴れ馬に手綱をつける人は絶対に必要ですね。

Groovin’Magic

Groovin’Magic

YouTube

*1:9/15付の記事が未完成ですが、今日中には書きます。多分