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誰がなんと言おうと、中の人はヤスケン以外認めません。
師走!月初めの段階で年内死ぬほど忙しいの確定って勘弁して欲しいなあ。
- 作者: 岡田英弘,神田信夫,松村潤
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/10/11
- メディア: 文庫
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昔の記憶のうちに現れ出る静かに沈み行くうたかたの国
支那から中国へ。東夷南蛮西戎北狄周辺諸民族を併呑しつつ、単一民族国家から、多民族国家へと進化を遂げる明清代の中国の歴史を活写。中国は漢民族の私有物に非ず。東亜に出現した帝国の真の姿に刮目せよ。
中華世界の黄昏時と位置づけられがちな明清ですが、一度北方遊牧民族の側に視点を移せば、漢民族の占有物だった中華の座を手に入れる栄光の道程に様変わりします。てな訳で、漢民族の側への言及はちと乏しく、女真族や蒙古族、ついでにチベット民族が主役になっています。その為、生半かな東洋史知識で手を出すと火傷します。正直現在水ぶくれだす。ドルジの活躍や『中原の虹』で遊牧諸民族の英雄に興味を持たれた方は是非ご一読を。
早く行け、早く行け、見失わないうちに辿り着け
現代中国の病理たる、民族自立を許さぬ拡大政策の根っこはどうもこの時代にありそうです。この時代に醸成された多民族国家としての中国と、旧態依然たる中華としての漢民族の優越感が妙な結合したのが現在の中華人民共和国のような気がします。中国さんも大日本帝国の無謀な野望を糾弾するのなら、自身の足元も省みて欲しいものです。お父さん名乗るのならそれくらいやって下さい。
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