遠藤正明の『歌魂』 - ニコニコ動画
リリンの生み出した文化の極みがここに
2L入りのペットボトルを一日で消費する毎日。いつか体壊すぞ。
- 作者: 日本プロ野球選手会
- 出版社/メーカー: ぴあ
- 発売日: 2005/03/28
- メディア: 単行本
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ただ待っているだけの昨日を脱ぎ捨てて
近鉄消滅!2004年野球界に降って湧いた大騒動。そしてそれに伴う1リーグ構想の出現。「誰か」の意志を感じてしまいたくなる野球界再編成の流れ。誰もが仕方ないかと諦めかけたその時、立ち上がったのはプロ野球選手会。単なる利益要求団体が、ファンの希望と期待を背負った英雄に!悪の権化オーナー連との戦いが今始まる。
良くも悪くも古田敦也という一人の英雄にスポットライトが集中してしまいがちな、2004年プロ野球再編騒動。それをプロ野球選手会全体の各個人の動きをフォーカスした一冊。古田の陰で、他の選手達は何をやっていたのか、それが丹念に丁寧に書き込まれています。再編騒動の一端となった、FA制度による戦力不均衡や際限なく上がり続ける年俸などの選手会の負の側面にはほっかむりして、完全無欠の正義面しているのが多少気に食いませんが、プロ野球を愛するものなら、涙なくして読めない一冊です。是非これを読んで、あの日の不安と感動を思い出しましょう。
最後に、我らがカープのお話。他球団の選手会長が小笠原だとか高橋由伸だとかのスター選手ぞろいの中、カープだけ西山秀二だったり、ストライキ突入の際に、カープ選手だけストライキ起こしたら球団が潰れてしまうんでないかと、使用者側に立った発言をしていたりと、実にカープらしいトホホな微笑ましさで、苦笑させてくれます。カープファンの皆さんは安心していつものカープを堪能しましょう。
あなたがくれた奇跡あふれる
無事動乱の球界再編騒動を乗り越え、巨人一極支配を脱し、地域密着型ビジネスモデルの定着し始めた日本プロ野球界。個人的には、Jリーグのようにもっと球団数を増やして、J1J2のような二部リーグ制を熱望しています。金銭的に非常に魅力的な大リーグという選択肢がリアルなものになってしまった以上、今までのような一部のスター性のあるタレントを揃えたブックは最早現実性に乏しくなってしまっています。これからは、派手な全国区のスターを応援するのではなく地元土着の泥臭く貧乏なオラがくにのチームを応援するようにしていった方が、未来は明るいんではないでしょうか。広島を出て初めて自分の町にプロ野球チームがあることのありがたさを知った者からの珍しく真面目な提案です。
- アーティスト: 可憐Girl’s
- 出版社/メーカー: Geneon =music=
- 発売日: 2008/06/25
- メディア: CD
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