飛龍

美味しんぼに騙された嘘知識！！！！:哲学ニュースnwk
未だにドライビールは少し構えちゃうなあ。

　
　受験を公言して退路を断とう作戦が功を奏しすぎて、落ちたら大分シャレにならない事態になりつつあります。今から土下座の練習しとかなくっちゃ。

艦これ進捗

• 北方海域北方AL海域攻略中。第一艦隊旗艦：夕立改二。

予定どうりに機首上げて弾薬庫の蓋閉じて

艦娘

飛龍
　艦名は、そのまま「空飛ぶ龍」を意味する漢成語。元々は蒼龍型の2番艦として生まれる予定だったが、諸事情により設計コンセプトが変更され、飛龍型1番艦として計画された。また艦橋の位置も蒼龍とは逆で、これがイラストで甲板を装備している腕が蒼龍*1と違う理由だという。蒼龍をもとに改良が加えられたためか、一部、蒼龍よりもステータスが高い。ミッドウェー海戦を最後まで戦い抜いたからか運が高いことも特徴で、陽気な性格と最後まで戦い続ける芯の強さを併せ持っている。（『艦娘型録』より引用）
cv.上坂すみれ*2
イラスト：しばふ

　そこそこレアリティは高いはずですが、うちでは赤城に次ぐ２隻目の正規空母でたしか2-4クリア時にドロップしてくれた覚えがあります。なのでその直後くらいに建造で手に入れた翔鶴と並んで赤城の随伴艦として大活躍してくれました。現在では改二も実装されそれに向けて着々とレべリング中です。

実艦

飛龍
　蒼龍型の二番艦として計画されるが、軍縮条約破棄に伴い、制限のない中で建造され、1939.7.5完成。艦橋の配置や全幅など蒼龍と異なる点も多く、準同型艦とされる。'42.6大苦戦を強いられたミッドウェー海戦では、空母で唯一爆撃を逃れた飛龍に、残存航空戦力を結集。「伊168」との共同攻撃により米軍空母「ヨークタウン」を撃沈。しかし'42.6.6爆弾4発を被弾。戦闘不能に陥り「巻雲」の魚雷により水没処分に。（『艦これ白書』より引用）

　重巡・戦艦からの艦種転換組の一航戦コンビ、条約の軛を填められた蒼龍と違い、来たるべき大戦、新たなる時代の正規空母のスタンダードの魁として建造された彼女。第二航空戦隊司令官山口多聞少将を迎え開戦の日を待ちます。
　そして迎えた*3真珠湾攻撃一・二・五の3航空戦隊揃い踏みで空前の大戦果を挙げます。その後も、ウェーク島攻略やセイロン沖海戦に従事し南雲機動部隊の雷名を轟かせました。
　そして迎えた運命の日。余りの無敵ぶりに米軍に戦闘を忌避され短期決戦戦略が崩壊しかけていた連合艦隊長官山本五十六は、中部太平洋のミッドウェー島攻略作戦の実行による敵主力艦隊のおびき出しという乾坤一擲の大博奕に出ます。長門級はおろか秘密兵器の戦艦大和まで動員した大艦隊でしたが、その威容に敵前逃亡されては元も子もない*4からか、第一機動部隊を前衛に残し、主力艦隊は遥か後方に待機していました。
　その慢心が災いしたという訳ではないのでしょうが、艦爆隊の急降下爆撃により「魔の五分間」と呼ばれる一瞬で飛龍以外の空母三隻*5が大破戦闘能力喪失。そして、飛龍が伝説となるのはここから、猛将山口少将の号令により三艦の残存航空隊を糾合し、逆襲を開始します。二次に亘る攻撃を成功させ空母ヨークタウンを撃破*6、なおも意気軒昂に第三次攻撃の準備中に、体制を整えた米軍機の猛攻により大破。山口提督と加来艦長を伴い中部太平洋の藻屑と化したのでした。

由来

飛龍
1.空を飛ぶ竜。
2.転じて、良馬をいう。
（『大漢語林』より引用）

　西洋のワイバーンに擬せられることも多い飛龍ですが、その出典はかなり古く紀元前の『荘子』「逍遥遊」にまで遡ります。曰く、「藐姑射の山に神人有りて居る。肌膚は冰雪の若（ごと）く、淖約として処子の若し。五穀を食わず、風を吸い露を飲み、雲気に乗り、飛龍に御して、四海の外に遊ぶ」*7。この出典の通り、死して神となった山口中将が彼の地でも飛龍に乗って天空大海を駆け巡ってくれてるといいですね。

今夜も正義を御旗に

　大和武蔵長門以外で艦これ始める前に詳細を知っていた唯一の艦だけあってその武勲は壮絶な最期と相まって絢爛の一言。悲惨な玉砕戦や非道な無差別爆撃の惨禍ばかりでなくこういった壮烈な武勲艦ももう少し語り継ぐべきではないでしょうか。それが現代の平家物語作者たるべき我々に課せられた使命のはずです。

NEED YOUR LOVE

帰って来た今日の一行知識

ワイバーンは神話は伝承の怪物ではない
紋章に描かれた二本足のドラゴンが元ネタとのこと。昔のヨーロッパでもイラスト先行設定後付のキャラ造形流行ってたんですね。

*1:蒼龍型正規空母1番艦。

*2:スペースクラフト・エンタテインメント所属。代表作：凸守早苗（『中二病でも恋がしたい！』）・小鳥遊空（『パパのいうことを聞きなさい』）（声優）、「七つの海よりキミの海」（歌手）他。

*3:この時の山口少将の座乗艦は蒼龍

*4:まかり間違って攻略に成功してしまうと、兵站の関係上逆に日本軍のウィークポイントになってしまう

*5:赤城・加賀・蒼龍

*6:一次攻撃で中破させるも驚異的なダメージコントロールにより復活、第二次攻撃で再度大破炎上させるも消火に成功し、退却準備をしているところに伊168の雷撃で今度こそ沈没。この三度とも空母撃沈の報告が入れられており、これがミッドウェー海戦の大本営発表敵空母三隻撃沈に繋がります。

*7:原文：「藐姑射之山有神人居焉。肌膚若冰雪、淖約若処子。不食五穀、吸風飲露、乗雲気、御飛龍、而遊乎四海之外」。日本語訳：「藐姑射の山に神人が住んでいる。その肌は氷雪のように白く、処女のようにしなやかで美しい。五穀を食べないで、風を吸って露を飲んで生きていて、雲に乗り飛龍を駆って四海の外にまで赴いている」