『スクライド』

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年末のTOP5入りといい、鳩山首相はどうも海外でこそ真の評価を得ているようです。

　最近休みの日は2時間のシエスタが日課になってきました。さあそろそろ南欧移住でも考えようかしらん。

SRWZ進捗

• スペシャルモード2周目第30話「罪の在処」アウドムラ特攻開始。トップエース：セツコ＝オハラ@バルゴラ改。

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そう大胆に魂に火をつけろ

　大規模隆起現象によって誕生した半独立国家「ロストグラウンド」。その本土の手の届かぬ無法地帯に住まうアルター使いと呼ばれる異形の能力者たち。本土の支援も制約も一切受けぬインナーとして生きるカズマと、無法の地に秩序を打ち立てんと進むホーリー隊員劉鳳。その二人の人生が交わり互いにその名を刻んだ時、時代の歯車は回り始める。

　ザ・スタンドバトル熱血風味。何を今更といった感じの10年も前の作品ですが、ガン×ソードやコードギアスの谷口節に魅せられて見直したら、頭からずっぽり嵌りました。ベタな泣きの演出や詩的な叙情にオサレなファッションなどクソ喰らえ、娯楽とは熱血だ！と断言できる人には無条件でお勧めできる怪作。正直10年も放置してた自分が許せません。Gガンダムをちょっとブラッシュアップして、コードギアスから要らん飾りを取っ払ったような絶妙のセンスは見事。
　ともかく暑苦しいとか、絶影の第二形態やシェルブリッドの最終形態がひたすらかっこ悪いとか、後半からどう見ても劉鳳の方が主人公してるとか、カズマは途中から[何も考えない感情のままに生きる]を実行しすぎてただのチンピラみたくなってるとか、その勢いの代償の欠点も多々ある癖のある作品ですが、食わず嫌いせずに是非一度試食のほどを。問答無用疾風怒濤の感動に浸れますよ。

嘘も矛盾も飲み干す強さと共に

　最近ようやく社会人に求められる第一の資質は「従順」であると気付きましたが、同時に広島の地で生まれ修道→京大のコンボで育まれた反権威の反骨の血の滾りを抑えることなど自分には不可能だということにも気付いてしまいました。「馬鹿がえらそうにふんぞり返るな」。このいかにも中二病な情動を抑え切れない自分はおそらく一生「大人」にはなれないのでしょう。
　そんな中、ついうっかり手を出してしまった本作。「壁をぶち破れ！」「信念を貫け！」の彼らの叫びは、病状を悪化させるに十分な薬効が。もしついうっかり路頭に迷う羽目になってしまったら、谷口監督責任とってくださいね。

Reckless Fire

帰ってきた今日の一行知識

日本国内には独立国家が乱立している
30年ほど前故井上ひさしの『吉里吉里人』に触発されたミニ独立国が雨後の竹の子の如くに誕生。往時は200ヶ国を数えたとのこと。中には独立宣言や憲法まで備えた地域も。これが洒落で住むのは日本が平和な証拠なんでしょうね。