闘将獅子吼。我等がブラウン監督がまたやらかしてくれました。
熱く語る前に、冷静に戦況報告。東出を欠きながらも不死鳥の如く華麗に復活したカープ内野陣のファンタジスタ達*1の強烈な援護*2に苦しみながらも四回を無失点で投げ抜いた広池でしたが、続くロマノはスーパープレーに翻弄され今度は*3六回に二点を献上。その裏の攻撃も無死一三塁から無得点で、流れは完全に横浜へ向かうかと思われましたが、此処で監督の抗議→退場の必勝コンボで、一度は心変わりした勝利の女神の肩を強引に抱き寄せます。
退場者が出た時の我が軍は無敵です。残る七八回を七色の変化球の青木、変態スライダーの林で三者凡退×2。九回は劇場王の光臨を待つまでもなく復活の横山が古木のソロ一点で凌いでゲームセット。終わってみれば先発野手全員安打で圧勝。
勝ロマノ 決勝先制梵
My manager has done it
退場劇の詳細。一死一三塁でバッター倉。内角を引っ掛けてダブルプレー。しかし、倉は打球は自分の足に当たったからファールだと主張。達川譲り?の執拗なアピールにブラウン監督も出陣。十分近くの抗議の果て、遅延行為を取られて退場。おもむろに一塁ベースに近づくと、ベースを撫でて一塁観客席に一礼をから撤退。パフォーマンスの何たるかを弁えた見事な引き際でした。
そもそも、今回の退場劇はだれた試合の士気高揚の為の意図的なものであった節すらあります。流れを失いかけていたとはいえ未だ三点のリード。途中で引き上げても誰も文句を言わないような場面でした。それを延々と抗議した挙句、最後にはマウンドに上がり、自分から退場を要求するゼスチャー。帰り際のパフォーマンスも考えるとかなり怪しいです。
とまれ、結果は大成功。3A監督時代の豊富な退場経験は伊達じゃないようです。謎継投だったり、投手より打てないキャッチャーに代打を出さなかったりと、手放しで褒められる采配ではありませんが、見ていて楽しい最高の監督です。願わくは、彼をいつか市民で胴上げできますように。