脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『1964年のジャイアント馬場』

ソフトバンク、年俸2億超が11人で草 :日刊やきう速報@野球まとめ
すっかり王者の貫録。ナベツネ巨人や堤西武と違って悪役感がないのは孫正義オーナーの人徳でしょうか。


 会長のお供で元ブルーコメッツボーカルの山瀬聡がオーナーの店ブルーシャトーYAMASEへ。特別ゲストのジャッキー吉川の79歳とは思えない見事なスティックさばきに驚嘆。直撃世代だったら泣くほど感動できたんだろうなあ・・・。


DQⅪ進捗

  • 賢者の試練クリア。称号:「ミスター称号」。

つもる吹雪に暮れゆく街よ

 ロジャース・ブラッシー・テーズ・サンマルチノ・・・。綺羅星の如きスターたちの君臨する1960年代前半のアメリカマット界。黄金時代を謳歌する夢のリングにのちの東洋の巨人馬場正平が挑む。


 すっかりファンになってしまった柳澤健氏のプロレスノンフィクション。今回の主人公は皆大好きジャイアント馬場。母の教育でプロレスには全く疎かった私にとっては正直『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』でニコニコ笑ってた印象しかないんですが、まさかここまでの怪人だったとは。多士済々のアメリカプロレス黄金時代の魅力をたっぷり紹介しながら、そこで成功をおさめたジャイアント馬場の偉大さを、所詮国内だけの人気の力道山や猪木と対比しながら際立たせています。またこのシリーズでは珍しくジャイアント馬場の伝記的な構成になっているので、巨人軍時代や全日本時代の馬場の雄姿も堪能できます。まあ、全日本時代は、王道プロレスにこだわり過ぎて無為無策の馬場に、才能を恃み現状に安住するを良しとしたジャンボ鶴田、天龍革命でもがく天龍源一郎と、あんま明るい話題がないので全日本ファンにはちとつらいかもしれませんが。なんにせよ、東洋の大巨人ジャイアント馬場を語るには間違いなく必読の一冊と言えるでしょう。

凍る大地も春には解けて

 海外に雄飛しメジャーでの成功を目指すのがいいのか、国内でローカルリーグを盛り上げるのがいいのか。海外に本場を持つプロスポーツとしては永遠の課題ですね。個人的には黒田やマエケン(予定)みたいに余力を残して帰ってきてしっかりと勇退してもらうのが一番だと思うんですが、大魔神みたいなことになったら叩かないでいられる自身はないよなあ。

帰って来た今日の一行知識

馬場正平唯一の先発試合の相手投手は杉下茂
しかも完封で200勝目を挙げた試合。馬場の後続にルーキーイヤーの藤田元司が投げていたりと時代を感じます。そう考えるとプロレスって長期間第一線で活躍できるいい商売なんだなあと改めて