脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『悪役レスラーは笑う~「卑劣なジャップ」グレート東郷』

【速報】石破首相は講演で続投意欲を重ねて表明 | 保守速報
企業と同じで「心を折って自主退職」に失敗するとここまでの大惨事になるんですね。とりあえず週明けの両院議員総会がどうなるか見ものです。


 お家のお片付けの一環で蔵書整理。コンテナ2杯+旅行用カート1つ分里子に出して値段がついたのが300冊弱で計1万円弱。どうしてこう本って勝手に繁殖するんだろうか。不思議です。

チラシの裏に描いた夢の世界へ

グレート東郷
 西暦1911~'73年。アメリカ合衆国のプロレスラー。オレゴン州フッドリバー出身の日系アメリカ人。本名:George Kazuo Okamura、日本名:岡村一夫。
 太平洋戦争の終結から間もないアメリカのマット界において、反日感情を逆手に取ったヒールとして活躍した。生年および出自については諸説あり、父は日本人、母は中国人のそれぞれアメリカ移民であったという説、両親とも日本人で熊本県あるいは沖縄県から移民したという説、朝鮮半島出身説などが語られていて、真相は不明である。(wikipediaより修整引用)


 ジャイアント馬場グレート・ムタ中邑真輔らの成功の先駆者。ヒールなジャップのパイオニアになるのかなのグレート東郷の伝記。漏れ伝わってくるエピソードを聞くだけでも八方破れの大怪人なのを確信できるモンスターの伝記とあって大層期待して読んだんですが、感想は正直期待外れ。グレート東郷の実像に迫るのが主題じゃなくて、マイナーな偉人を高度な問題意識を以て再定義するためにドキュメントを作ろうとする意識高い俺の私小説に成り下がっています。作中でもゲロってますが元々TVドキュメンタリー用に取材してたのがポシャったんで書籍用に再構成した代物とのことでまあ色々さもありなんと。しかも、メインの謎として追っかけてるのがグレート東郷の出自っていう心の底から下卑た興味で、折角取材に応じてくれてるレジェンドたちにそんな下らんことを聞くなと小一時間。挙句の果てに、虚心坦懐に様々な角度からの情報を集めて一つの像を結ぶんじゃなくて、最初に想像した真偽不明の仮説を取材相手に押し付けて同意を求めるって最低なこともやっていて天を仰ぎます。テーマ選定と取材先の人脈は神がかってるのに肝心の取材者の力量と識見と人間性がカスっていう日本のジャーナリズムのダメなところを煮凝りにしたような一冊でした。

うれしい時も悲しい時も僕のそばにいて欲しいのさ

 古くはサンコンさんにケント=デリカットやボビー=オロゴン。ステロタイプな偏見を元に愚鈍な道化を演じさせて悦に入るってのは洋の東西を問わない悪趣味なんですね。最近だと厚切りジェイソンとかもそれに当てはまるのかな。そう考えると異文化交流ってのは中々難しいものがありますね。


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