脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『権記(上)』

教員のブラックすぎる現状 日本の教育現場ぶっ壊れてる:ハムスター速報
我々の就活の頃には文系就職の最高峰の高嶺の花だったんですけどねぇ。隔世の感があります。


 定期健診でレッドカード食らって現在しこしこと毎日血圧手帳つけてるんですが、それで分かったこと。酒飲むとしばらく血圧が下がる!!!!という訳で友人各位は是非高血圧症治療にご協力くださいまし。

やりたい放題止まらないボクらは小さな王様

権記
 藤原行成*1の日記。行成卿記とも。正暦二(991)~寛弘八(1011)年のものが伝存し、これに若干の逸文が加わる。
 蔵人・弁官在任中の活動が詳細に記されており、当時の政務運営を把握するための重要な史料。(『岩波日本史辞典』より引用)


 訳者は倉本一宏、題材は平安時代の根本史料の一つ権記と面白くならない訳のないマッチングを読んでみた感想はどうしてこうなった。訳文が現代語訳ではなく、史料読解の解答風になっており、全くナンセンス。固有の用語を一切翻訳しないまま述語部分だけ直訳調っていう生徒の理解度を図る以外に全く意味のない文体を他人様に読ますなと。そこそこ知識のある自分でも流し読みだとほとんど頭に入ってきませんでした。これならまだ原文に膨大な注釈つけてくれてるだけの方が全然読みやすいし、読む意味あるぞと。商業出版の意義を理解しない学者先生と全く仕事をしない編集者の奇跡のマリアージュを是非ご一読あれ。歴史沼にハマりそうな子への解毒剤には最適だと思いますよ。

思いついたらなんでもやりたい!

 単独の作品として読めるものに翻案する覚悟がないなら半端な現代語訳もどきはするなと。「日本古典文学大系」の原文と「解答」としての現代語訳と膨大な頭注の三位一体をなす形式こそが古典の書籍化のあるべき姿だと強く主張します。まあ問題は注釈書ける碩学もいないし、読者も基本的な古文漢文の読解力もないんで、今となってはないものねだりが過ぎるんでしょうけど


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*1:権大納言。正二位。父義孝、母源保光女。父義孝の早逝により昇進は遅れるも蔵人頭に任官されるとそこで頭角を現し道長・頼通親子のブレーンとして累進、一条天皇の寵愛を受け一条朝四納言の一人に数えらえれた。能書家としても著名で三蹟の一角を為す。代表作:『権記』(日記)、『白氏詩巻』・『本能寺切』(書跡)他。