【悲報】子供空手炎上事件、蹴られた方が出場停止になっしまう【働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww】
閉鎖社会の脳筋に権力持たせたらダメな理由が全部詰まってます。つーか日大の悪質タックルの比じゃないレベルでシャレにならんぞこれ。
毎年言ってる気がしますが、秋飛び越して一気に夏から冬になるの勘弁してくれねえかなあ。
のりものあつまれいろんなくるま
可愛いミミ
「今日はなんだか機嫌がいいね」by多可史
乗り物がテーマのホラーアンソロジー。最初のテーマはクラシックカーとミミック。常識人に見えた主人公が段々と狂人の本性を表わしていく様が恐ろし過ぎる。
封印
「だからあれは天啓だったんだ」by叔父さん
次は鉄道郵便。牧歌的な予言ものになるのかな。鉄道郵便ってギミックかませるだけでなんか不思議な味がしてきて新鮮です。
カイアファの行かない地獄
『ドアが閉まります。ドアが閉まります。途中乗車はできません。ドアが閉まります』by車内アナウンス
電車とトー横界隈かな。嫉妬と不道徳と裏切りと搾取と暴力が蔓延する「下層」のやりきれない絶望感が出色です。
ドンキの駐車場から出られない
「聞こえたとして、営業中のドンキの駐車場から出られないって言っても相手にされないんじゃないかなあ」byふーこ
ハイエースと立体駐車場。百合百合しいバカップル描写に定評のある作者の面目躍如。正直全く怖くはないですが、頭空っぽにして萌えましょう。
電車家族
「僕らは、ごく普通の家族ですよ」by父親
電車とホームレス家族になるのかな。BGMに「サンサーラ」流れっぱなしな『ノンフィクション』的なフェイクドキュメンタリーと思わせといて最後の最後にホラーに落とし込む剛腕が見事すぎる。
車夫と三匹の妖狐
「『見てはいけない』『入ってはいけない』と申し渡しておくと、人は必ず見たり入ったりする。面白い」by琵琶の女
人力車。上田早夕里の描く女妖怪はなんでこんなにも妖艶で魅力的なのでしょう。正直それ以上の感想は。とは言え、本アンソロの中では一番面白かったかな。艶やかなお姉さまは大正義です。
帰投
「僕は鳥の方が好きだな。飛行機が飛ぶ姿は自由すぎて、不自然だ。この世はもっと重苦しく、軽やかじゃないはずなのに」by熒惑
輸送機。斜線堂有紀!という事で本巻一の期待作だったんですが正直ちょっと肩すかし。斜線堂作品で初めてハズレだったかも。
新形白縫譚 蜘蛛絲怨道行
—何を仰る我が朋輩よ。闇に舞い散る血飛沫こそは我らが行きし復仇の道を飾りし華ならんby白縫
人力車と超特急かな。現代と過去と古の軍記物との三重写しの構成が最高の酩酊感をもたらしてくれます。ちょっと心弱ってる時に読むとバッドトリップしそうなくらいに。
スイゼンジと一緒
「だから、なんでそういう人が傷付くようなことを平気で云うかな。おまえらゆとりZは。良いんだよ口先だけで喇叭吹いてくれりゃ。俺はいい気持ちになれるんだからよ。トラウマになってんだから少しは優しくしろよ」byデコ
カーラボスに乗って
「なんだよそりゃ、地獄の使者がニャンコじゃあ、冴えねぇなオイ」byロニー
深海探査艇。序盤のダメ人間アベンジャーズな凶悪犯罪犯たちの自己紹介パートが最高過ぎて後半の本題にダイブ蛇足感が。
キャラセルは誘う
「創業者の目的は商業的な成功ではなく、福祉にあったんだよ。当初、この施設に入所していたのは異形……いや、この表現は宜しくないな。"身体的形状がわずかに異なるだけの、我々とおなじ心を持つ人々"と改めさせてくれ」by希月
メリーゴーランドとデュラハンと隔離病棟。人里離れた閉鎖空間での怪異譚は実に趣があります。
スーパーエクスプレス・イリュージョン
「やっぱり俺がにらんだとおりだ。最初から殺しの臭いがしていただろうが!」by辛島刑事
特急列車。微塵もホラーでないことを除けば最高に洒脱なミステリー。西村京太郎的な古典的トラベルミステリーに傾くのかと思いきや実にオシャレで現代的な結末で最高。とりあえず冤罪量産してそうな無能刑事の傲慢さには心底むかついた。
いろんなおしごとあるんだなあ
乗り物テーマでよくぞここまでバラエティ豊かなアンソロジーを編めるなあと驚嘆。SF者としてはジャンル特性ゆえの竜頭蛇尾な投げっぱなしジャーマンエンドが多くてちょっと消化不良気味ですがそれでも十二分に楽しめました。特に大外れのない打率の高さが最高ですね。SFだとどうしてもホームラン狙いが多すぎて端にも棒にもかからない三振がどうしても混じるんで。という訳で今後も追っかけて行きたいアンソロジーシリーズです。
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