男「中国の女子トイレにタイマー機能つけたら混雑が解消された。日本でもやろう」女性大激怒💢 | やらおん!
これは是非日本でも男女を問わずすべてのトイレに導入を。男性トイレでもトロトロしてるバカが最近非常に多くなってきますんで。
気がつけば8月も最終日。このままあっという間に冬になっていくんだろうなあ。
愛を愛とも知らないで
融合家族
「ねえ、あなた。ほんとに、わたしたち四人、正気なんでしょうね」by妻
一軒家ブームでの不動産狂騒曲がテーマかな。実に筒井らしいナンセンスなドタバタギャグが出色なんですが、現代では石川宗生や宮内悠介辺りが同テーマを消化させた傑作を書いてるんでそれに比べると・・・っていうかこれ多分奇妙な家系の遠祖ですねこれ。
コレラ
「庶務の大木君な。彼女これらにかかって、今朝病院で死んだそうだぜ」by同僚
カミュの「ペスト」のパロディって体で実際は全然関係ないドタバタコメディを展開する実に人を喰った作品。・・・なんですが、不顕性感染を自覚しながら検査を拒否してパンデミックを起こすバカとか、上層階級での男色の文化が流行の温床にとか、後のエイズやコロナでの惨劇を先回りしてブラックジョークに昇華してるのは何ですかこの人予言者ですか。
旗色不鮮明
「やられた。名前を出されてしまった」byおれ
無党派ノンポリを自認する主人公が発言を切り取られて勝手に政治色を付けられて大迷惑になるってところから更にエスカレーションして、それぞれの店や企業が各党のシンパで支持政党が一致しなければそのサービスを利用できないっていう町が爆誕。これも現代の分断社会を予言した・・・と言ってしまってもいいんじゃないでしょうか。
公共伏魔殿
「われわれの放送するドラマその他は、ご覧になっておわかりのように、ほとんど演出が不要なのです。固定した明るい照明、また正面からの構図、これらは何年も前から型ができていて、完成されたものになっています」by溝上係長
筒井のNHKと芸能界への憎悪を感じる一作。もう怨念というべきそれにただただ圧倒されるばかりです。
わが愛の税務署
「収める税金は多い方がいいわ。わたしたち、こんなに豊かな家庭生活を営んでいるんですもの。税金はできるだけ、たくさん納めてあげるべきよ」by妻
確定申告しながら書いたのかなあ。税務署その他が異常に下手に出てくる桃源郷のような世界。徴税吏どもへの徹底した蔑視と怨念に以下略。
地獄図日本海因果
「それはほんとうか。ううん、信じられん。北朝鮮とはいったい、何たるメチャクチャな国だ」by首相
これも予言系かな。まだまだ北朝鮮が理想国家だった時代によくぞこんなもんかけたなと感服。
晋金太郎
「マスコミに取材されないのでは、人を殺したってしかたがないじゃないか」by晋金太郎
金嬉老事件をモチーフに、一躍有名人になって文壇の寵児となった変わり者があっという間に飽きられて零落していくっていう筒井康隆が大好きなパッケージで調理した作品。鉄板の構成なんで多少手なり感こそありますが安心して読めます。これも現代視点から見ると迷惑系Youtuberがフラッシュバックして頭がくらくらしてきます。
廃塾令
頭のいい子供ほど本来は遊び好きなものですよ。勉強の好きな子ってのはむしろ異常でね。byサラリーマン
加熱する受験戦争を前に遂に廃塾令が出された!っていう、現代中国で起きてることまんまのお話。そこで起きる悲喜劇も大概現実そのまんま。今年性格の悪いネトウヨが書いた作品って言われても普通に信じます。
甘えてみたい日もあったのに
ブラックユーモアってくくりの自選アンソロジーでしたが、実態はほぼほぼ予言の書。しかも何が恐ろしいって多分当時当人は時事ネタパロディとして書いてたのが思いっきり伝わってくるところ。足の速いはずの時事ネタが何をどう間違ったら時代を超える普遍性を持つんだと、天才の所業の偉大さに開いた口が塞がりません。そら冨樫義博を筆頭に信者も量産するわと改めて感服いたしました。さあ改めて初期短編集読み直そうっと。
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