脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

タニノギムレット

岸田翔太郎 ボーナスで叩かれすぎてボーナスも受け取れず無職に:ハムスター速報
岸田の神がかった外交政策と、ゴミのような人事との落差が同一人物の所業とは思えない。


 古巣の病院が新規オープンしたので内覧会に顔出してきました。10年前辞める時に死ぬほどぶつかりまくったあの人やあの人もついでに自分も丸くなってて時の流れを感じました。

傅かせてゆけ過去という供物

ウマ娘

タニノギムレット
 独特の美学を持ち、それに従ってのみ行動する。マイルを統べる"疾さ"と中距離を制する"強さ"に対し非常に強いこだわりを持っており、同時に圧倒的な素質も兼ね備えている。ウオッカ*1はいつも目を輝かせて彼女のことを見ているようだ。なお、アピールとしてよく柵を蹴り壊す破壊神でもある。(公式HPより修整引用)
cv.松岡美里*2


 去年のGWにシンボリクリスエスと同時にウマ娘化が発表されて話題をかっさらったことが記憶に新しい子。そんな娘がついにプレイアブルで実装されたので早速お迎えしてみました。ハイフサポカの時点で、本文とは全く違ったルビを付けてひとつの単語や文に重層性を持たせる実に厨二チックなしゃべり方は往年のルナ=ヴァルガーファンたる自分にクリーンヒット。個人的に一番のお気に入りはグッドエンドの「俺は"破壊神"(タニノギムレット)に成ったのだ」です。ああ実に厨二だ。でシナリオも狂気の沙汰のMCローテで完全燃焼しダービーを花道に引退するも、本編では自分に準じようとするトレーナーを止めるため、シンボリクリスエスのシナリオでは彼女の奮闘に応えるため、復帰を果たすその姿は実に厨二でカッコいいです。あとは、GⅠ勝利ポーズの瞳孔が極限まで縮小して逝った目になってるのがこれまた厨二で素敵。以上結論、やっぱり厨二概念は無条件でカッコいい。

原作

タニノギムレット
平成十一(1999)年~。品種:サラブレッド、性別:牡、毛色:鹿毛。父ブライアンズタイム*3、母タニノクリスタル*4、母の父クリスタルパレス*5。生国:日本(北海道静内町)、生産者カントリー牧場。馬主:谷水雄三、調教師:松田国英*6栗東)。
 日本の競走馬、種牡馬。第69回東京優駿日本ダービー)(2002)優勝馬。馬主の谷水雄三は、かつてタニノハローモア*7タニノムーティエ*8東京優駿を勝った谷水信夫*9の子息で、親子二代での東京優駿馬オーナーとなった。 (wikipediaより修整引用)


 昔松国ローテの被害者にして現ヴェルサイユの破壊神。個人的に好きだったブレスジャーニーとかクラージュゲリエとかオーヴェルニュとかの母父としての印象が強いです。で実際の競争成績を振り返ると、新馬戦こそ取りこぼすも、復帰戦の年末の未勝利戦から月1出走の挙句に皐月賞NHKマイルダービーの狂気のローテ。新馬戦を除くと半年で7戦5勝全て複勝圏内は正気の沙汰ではありません。皐月賞直行すら珍しくなくなった現代ならずともアーリントンCスプリングSって皐月とNHK両方のトライアルに勝ってるのは本当に意味不明です。で案の定ダービーで故障引退と。クロフネに続いてこの体たらくはそら情状酌量の余地なしだわと。種牡馬としても初年度でウオッカっていう規格外中の規格外を産むも以降は続かず。こちらでも太く短いというか一発屋な成績を残しています。とは言え余生はヴェルサイユリゾートファームで柵を蹴り壊すっていう新たな趣味を見つけて悠々自適。そこだけは太く短くとならなかったのが心の底から喜ばしいです。

馬名の由来

谷水雄三
 昭和二十五(1939)年~。日本の実業家、馬主。
 関西・九州でゴルフ場などを運営するタニミズ企画株式会社の元代表取締役会長。2010.8.28紺綬褒章を受章。(wikipediaより修整引用)

ギムレット
 カクテルタイプ:ショート、グラス:カクテルグラス、テイスト:中甘辛口、色:透明、アルコール度数:強い(25度以上)、製法:シェーク。
 18世紀、イギリス海軍が長い航海でのビタミンC不足を補うために飲んだ「ジン・ライム」(大昔のため、氷なし)が、やがて19世紀後半に都会のバーでシェークされることによって洗練されたもの。誕生説は諸説あるが、決定的な証拠となるものはないようだ。かつては加糖されたジンにコーディアル・ライムジュース(加糖されたライムジュース)が使われていた。しかもステアでもつくられていたようだ。現在はドライジンとフレッシュライムジュース、砂糖の使用がポピュラーだが、コーディアル・ライムのオールドスタイルにこだわるファンも少なくない。力強いスパイシーさに柑橘系のフレッシュさが潜んだクラフトジン「シップスミス」ベースと、爽やかな柑橘系の「ビーフィータージン」ベースとの飲み比べをおすすめする。(サントリーHPより修整引用)


 タニノフランケルとかのように冠名に父の名をつけるっていう安直なネーミングな印象の強い谷水さん家の馬ですが、一時期カクテル名シリーズになってた模様で、このタニノギムレットもそれに基づいてます。個人的にカクテルは全く詳しくないので、ギムレットがどのような意味を示唆しているのかは全く不明ですが、個人的には息子娘のウオッカの「親より強いアルコール」ってネーミングの由来が粋で大好きです。しかも、その名に込められた想いにしっかりと応えているのだからたまりません。こうやって想いは受け継がれていくんですね。

アリアンロッドの祝福を聖杯にさあ、今満たして

 艦これや刀剣乱舞でもそうでしたが、擬人化によって元ネタに光が当たってその界隈が活性化するのはとても素晴らしいことですねと。色々揶揄されがちな擬人化ものですが、上手くやればこれほど一般層への布教に便利なツールはありません。これからもどんどん良質な擬人化によって様々なマイナージャンルに陽の光が当たるようになりますように。


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*1:チームスピカ所属。カッコよく生きることを目指し我が道を行く破天荒なウマ娘。「優等生」のダノンスカーレットとはいつも仲良く喧嘩する仲。

*2:アイムエンタープライズ所属。代表作:水崎ツバメ(『映像研には手を出すな!』)、アンズ(『天国大魔境』)、猫崎享(『可愛いだけじゃない式守さん』)他。

*3:生涯成績:21戦5勝、獲得賞金:100万1269ドル。父Roberto、母Kelley's Day、母の父Graustark。主な勝鞍:フロリダダービー(1988)、ペガサスハンデキャップ('88)。主な産駒:フリオーソナリタブライアンタイムパラドックス

*4:生涯成績:40戦3勝、獲得賞金:1億838万円。父クリスタルパレス、母タニノシーバード、母の父See-Bird。主な勝鞍:アネモネS(1991)。主な産駒:タニノディオーネ、タニノカリス、マイアミムーン。

*5:生涯成績:9戦4勝。父Caro、母ermieres、母の父Sicambre。主な勝鞍:ジョッケクルブ賞 (1977)・ニエル賞('77)。主な産駒:Mersey・Grise Mine・プレクラスニー

*6:通算成績:5358戦648勝。主な管理馬:ダイワスカーレットキングカメハメハクロフネ

*7:生涯成績:30戦9勝、獲得賞金:7025万8400円。父ハロウェー、母ジヨオー、母の父Borealis。主な勝鞍:東京優駿(1968)。

*8:生涯成績:18戦12勝、獲得賞金:1億666万5100円。父ムーティエ、母タニノチエリ、母の父ティエポロ。主な勝鞍:東京優駿(1970)・皐月賞('70)。主な産駒:タニノホーク・タニノセンプー・ミスカマラード。

*9:タニミズ企画初代社長。鉄工所で稼いだ資金を元手に娯楽産業に進出。カナダカップでの日本代表チームの優勝に触発され、ゴルフ場経営に注力 。タニミズ企画を創業し関西に多くのゴルフ場を建設した。オーナーブリーダーとしても著名。主な所有馬:タニノムーティエタニノハローモア・タニノアポロ。