【マンホール聖戦】三島市水道課「マンホール13000個チェックとか人員不足で終わらん…」→撮影イベントにしたら2日で終了wwwwwwww:ハムスター速報
これは見事な発想の転換。こういった柔軟なアイディアを出せるようになりたいなぁ、ではなくこういった破天荒な提案をスポイルせずに実現してあげれるようになりたいなあ、と思うようになった辺り、俺も齢をとったもんです。
女の子にDIYで棚の取り付け頼まれて説明書読んだら、必要工具にドリルが。どうしたもんかと悩んでいたら、フンスと鼻息が聞こえそうなどや顔で「準備しときました」と渡されたのは新品のインパクトドライバー。苦笑しつつドリルビットを調達しに近くのコーナンに走りましたが、地味に微笑ましかったです。とは言え、買う前に相談してほしかったなあと。
汗の匂いだけが野蛮な自由へと追いたてて
地元民すら立ち入らぬ峻厳無比の険阻な峡谷に黒部第三発電所―黒部ダム建設のためのトンネルを穿たんと奮闘する男たちの物語。
安心安定の吉村節。深山幽谷の真っ只中に魔法のように出現する巨大建造物黒部ダムが魔法でもなんでもなく、古人の血と涙と叡知と工夫を煮詰めた努力の末に完成したのがよくわかる物語となってます。攻略対象がダム本体ではなくその前準備のトンネル掘削というのも渋くてよし。とは言え、タイトルにもなっていて技術的に最大の障害となっていたはずの地盤の超高熱の攻略法が事実上「現地のちょっとした工夫と根性でなんとか頑張る」ってなってるのにちょっと苦笑。300人弱の人的損失のうち過半を生じさせたのが泡雪崩による宿舎壊滅なのも一編の物語としてはちょっと主題がぶれてる感じがして残念。そのパートだけ山岳小説の趣を漂わせていて一粒で二度美味しいといえばそうなのですが。という訳で、純粋な小説としてみると色々粗はありますが、ノンフィクション小説としてのざらっとした読み触りが癖になる吉村文学の面目躍如。鉄板の安定感ですので、ご安心してお読みください。