脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『命売ります』

肥満女性さん医者に痩せろと言われ猛反発:ハムスター速報
整形行っても「痩せろ」とか言われないので困ります。こっちは抜本的構造改革の提案求めてるんじゃなくて、当座の対処療法相談してるんだよう。


 昔から言ってる気がしますが、マナー講師さんたちは「僕の考えた最強マナー」を粗製濫造する暇あるなら、是非ビジネス用LINEマナーの統一規格化をお願いしたいものです。おふくろ入ってるLINEグループの謎マナー「投稿の末尾には絶対に本名署名を」はちょっと笑った。

 

命の歌を聴かせておくれ哀れな俺の鎮魂歌

 ある日突如新聞の活字がゴキブリになってしまい人生に絶望し自殺を企図したが死に損なった男山田羽仁男。彼が出した新聞広告「命売ります。お好きな目的にお使い下さい。当方、二十七歳男子。秘密は一切守り、決して迷惑はおかけしません」。この惹句は彼に如何な数奇な運命をもたらすのか。


 三島がハードボイルド!?神がかった筆力を以て、各種多様なジャンルを書き散らかすファンとしたら嬉しいんだか勘弁してくれなんだかの天才三島由紀夫が今回目指したのは、お色気満載で退廃的でそれでもどこかカッコいい男の憧れな物語。初出が『週刊プレイボーイ』と聞くとさもありなんと。序盤は明らかに商業主義的なテーマと純文学よりの華麗な筆致とが奇跡のマリアージュというか悪魔合体でなんとも名状しがたい読み味なのですが、途中で露骨に飽きたか、いつもの美学的な純文学作品に「堕落」しているのがちょっと残念だったり。という訳で、病膏肓にいった常連さんが箸休めに楽しむにはいいでしょうが、三島ビギナーが手を出すべき作品では全くないと思います。結論:出版社の下品な売り方・・・はもう諦めたので、先生、少しは仕事を選んでください。

何故生まれて何故死に逝く何故愛して何故争う

 三島由紀夫を追ってると気づくんですが、この人流行りものに節操なく手を出しまくってるんですよね。三島の書いた、架空戦記とかファンタジーとかハーレムものとか、あわよくば異世界転生とか読んでみたかったなあ。


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