脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『内閣官房長官』

ヒロイモノ中毒 指原莉乃「私にも『#検察庁法改正案に抗議します』回ってきました」
危機管理能力ってこういうことを言うんですね。これで引っかかった奴らがますます無様なことに。自業自得の極みとは言え憐れです。


 今年は何とかまだクーラーに頼らず頑張ってます。いつまで抗戦できるかなあ。


競馬成績・・・R2収支-27770

内閣官房長官

内閣官房長官

世話をかけるよなぁ…お前は命の恋女房

後藤田正晴
 大正三(1914)~平成十七(2005)年。戦後の官僚・政治家。徳島県出身。東京帝国大学卒業。
 内務省に入り、1969警察庁長官。過激派爆弾テロ対策などで強力な指揮ぶりを発揮。'72退官し田中角栄内閣の官房副長官に起用され、'74参院選に立候補、落選したが金権選挙の典型を示した。'76衆院当選。第2次大平内閣で国家公安委員長北海道開発庁長官。第1~3次中曾根内閣では内閣官房長官を3回、行政管理庁長官・総務庁長官を各1回務める。'96引退。(『コンサイス人名事典 第5版』)


 同テーマの本を続けて読んでみようのコーナー。今回は前回に続いて内閣官房長官。約30年前に中曽根康弘に仕え名官房長官の名を欲しいままにした後藤田正晴回顧録です。内容は関係者がほぼ全員存命どころか現役の平成元年に書かれたとは信じがたい赤裸々さで中曽根内閣の裏側をぶっちゃけてます。よくこれどっからも苦情こなかったなと素直に感心。ただし、内容というか文章・構成は、「ゴーストライター使わず全部自分で執筆されたんですね」ってのが確認する必要すらないレベルの朴訥さ。正直エンタメ作品楽台所の騒ぎじゃありません。てなわけで、読み物というよりは二次史料に分類すべき一冊だと思われますので、現代政治史研究のお供にどうぞ。

いつでも誰かに担がれなけりゃ踊れぬ神輿さ人生は

 長期政権の裏には名女房役あり。という訳で、世間の経営者というか指導者の皆さんはもっと汚れ仕事をやってくれる側近を大事にしましょう。あなたがきれいなおべべ着て真っ直ぐな正論吐くためには、その分だれかが泥にまみれてんですからね。


女房/北島三郎 (カバー) masahiko

帰ってきた今日の一行知識

河野洋平親中派になったのは後藤田正晴の薫陶のおかげ

親父とも息子とも違う妙な拗らせ方してると思ったらこれが原因か。佐々淳行による神格化の所為でかなりごまかされてますが、冷静に考えると後藤田正晴って、戦後最大の選挙違反とかロッキード疑惑とか大分アカン人ですよね