脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『流人道中記』

ナイナイ岡村さん、不適切発言でラジオ冒頭20分以上謝罪 相方の矢部浩之が駆けつけ一喝「情けないよ」 | やらおん!
100点満点の火消し。しかし流れ弾でこっちにもかなり刺さるんですけど。


 ここでも何度も言ってる気がしますが、自分の手を汚す気がない人間を私は絶対に信用しません。


DQⅪS進捗

  • 聖なる種火再入手。称号:慈悲深き聖女

流人道中記 (上)(下)巻セット

流人道中記 (上)(下)巻セット

  • メディア: セット買い

あの日君が突然に現れたから

 姦通の罪で切腹を命じられるも拒否し、お家取りつぶしの上蝦夷松前藩へ預かりの罰を被った旗本青山玄蕃と、面倒な押送人の役を押し付けられた新人与力石川乙次郎。彼ら二人の珍道中はどんな結末を迎えるのか。
 
 『一路』『大名倒産』に続く幕末武家もの。千住から三厩までの奥州道中の道々で凸凹コンビが各地の問題を解決していくロードムービーというかまんま水戸黄門ですねこの物語構造。もちろん縦軸として青山玄蕃の素性と経緯が徐々に明かされていきますが、基本は新聞連載小説らしく各話完結というかどこから読み始めてどこで終わってもまあいいかといった風情。浅田文学らしく綿密な時代考証ととびっきりの人情が味わえます。単なるろくでなしの遊び人だった青山玄蕃が徐々に武士道の蘊奥を究めそしてそれを超越した完璧超人になっていくのはまあこれまたいつもの浅田次郎。とは言え個人的には玄蕃がノブレスオブリージュを放棄した無責任な男にしか見えなくてちょっとがっかり。無実の罪を着せられた主人のため一命を捨て挙兵せんと号令をまつ家僕を見捨て独り冤罪を背負うその姿は、高潔な聖人ではなく、自分よがりのナルシストに見えてなりません。主人とと運命を共にできなかった家族や毛来週はさぞかし無念だったろうなあと。以上自分が仕えるべき主は「すまんがみんなの命をくれ」って言ってくれるブライトさんみたいなタイプなんだなあってのを再確認させられた読書体験でした。

叶わないなんて言い訳にしないで

 部下の想いを汲んで一緒に死んでくれる「濡れ衣を干そうともせで・・・」の西郷南洲ってとっても偉大だったんですね。経営者の皆さん、意外と従業員の皆は組織やあなたに愛着と義務感持ってますよ。だから今のコロナ不況で短気を起こさないでくださいね。まあ、思いのほか人望なかった場合は知りませんが。


【「BEST ALBUM」9月20日発売!】 「Days」/堀江由衣 CM SPOT

帰ってきた今日の一行知識

黒船来航により士分の遠島の流刑人はすべて恩赦されている

外国人と接触されたら何しでかすかわからん。ってのが理由の様ですが。風が吹けば桶屋はもうかるもんなんですね