脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『世界残酷物語』

【速報】自民党・小泉進次郎議員と滝川クリステルさんが結婚:ハムスター速報
世紀のビッグカップル誕生。一瞬「あれ細野豪志は?」って思った*1のは内緒だ。なんにせよおめでとうございま~す。


 紙は我らと共にあり、世はなべてこともなし・・・って言ってしまっていいんでしょうか。嵐の前の静けさで色々動き出す予感にわくわくが止まりません。


世界残酷物語 上下巻セット

世界残酷物語 上下巻セット

まだ生きてること「何故」と問うばかりで

 海賊・悪徳の都ローマ・ネロ・コンスタンティヌス・ヨーロッパ暗黒時代・コンキスタドール・教会・魔女狩り個人主義・性犯罪・叛乱・マフィア・政治暴力etcかくも世界と歴史は残酷に満ちている


 ・・・なんだこれ。かの伝説的映画『世界残酷物語』の名を借りてはしますが、内情は犯罪事績の蒐集家コリン=ウィルソンのコレクションと自説の展開。構成メタメタだし、訳はヘタクソだし、多分原著の文章自体も稚拙だし・・・とあまり褒めるところがありません。しかしながら恐ろしいのは、それでいてこの本が読む価値のない駄作という訳ではなく、我慢して読んでいると謎の酩酊感に襲われる中毒性があること。そう考えるとやっぱり犯罪とか虐殺・弾圧とかの『黒の章』案件は人間の感情をプリミティブに刺激するんですね。まあ、この本というか各記事の一番正しい居場所はSM雑誌の埋めネタコラムでしょうけど。そう言えば最近のは印刷技術の向上からかとんと見なくなったなあ。結構あれ好きだったのに。

真実は嘘より綺麗かどうか分からない

 こういう本読んでると人間の本質はやはり残酷なんだなあと改めて。どんなきれいごと並べ立てても人間の本性は「悪意」なんだという厳然たる事実と向き合って生きていかなければならないんでしょう。しかしそう考えると、「一部の悪人にいいようにされるリスクを享受しても、性善説に基づいて契約や法律を設定運用するのが最適解」って日本の社会はだいぶチートなんですね。いい国に生まれたもんだなあ

美しき残酷な世界

美しき残酷な世界


進撃の巨人1期ED - 美しき残酷な世界 歌詞付き

帰ってきた今日の一行知識

キリストは薄らハゲのチビだった

同時代の歴史家ヨセフス曰く「皮膚あさぐろく、背低く三キュービット*2ほど、せむしで、顔長く、両の眉くっつきたり(中略)髪の毛まばらで、これをナイリタス人にならい真ん中から分けていたり。あご髭ほとんどなし」だそうで。どんなブオトコも救世主になりさえすれば後世美化200%くらいでキャラクター化されるんですね!ハードルたけーな、おい。

*1:思いっきり山本モナと混同してました

*2:153㎝