脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

柴又帝釈天

20代がガチで選んだ邦楽ヒットソング、10曲以上わからない奴はオッサン確定らしいぞ :哲学ニュースnwk
「R.Y.U.S.E.I.」「ray」「私以外私じゃないの」「恋」「前前前世」「Lemon」「U.S.A」は知ってる


 過ぎ去りし十連休が懐かしい方へ。共産党が政権取ったらGWの10連休恒常化します*1よ。


SRWT進捗

ドブに落ちても根のある奴はいつかは蓮の花と咲く

柴又帝釈天
 東京都葛飾区柴又七丁目にある日蓮宗の寺院の通称。正式名称:経栄山題経寺。旧本山は大本山中山法華経寺。親師法縁。なお、「帝釈天」とは本来の意味では仏教の守護神である天部の一つを指すが、地元では、題経寺の略称として用られることも多い。
 1629禅那院日忠*2および題経院日栄*3という2名の僧によって開創された日蓮宗寺院である。18世紀末、9世住職の日敬*4の頃から当寺の帝釈天*5が信仰を集めるようになり、「柴又帝釈天」として知られるようになった。帝釈天の縁日は庚申の日とされ、庚申信仰とも関連して多くの参詣人を集めるようになった。
 近代以降も夏目漱石*6の『彼岸過迄』を始め、多くの文芸作品に登場し、東京近郊*7の名所として扱われた。20世紀後半以降は、人気映画シリーズ『男はつらいよ』の渥美清*8演じる主人公・車寅次郎*9(寅さん)ゆかりの寺として知られるようになる。年始や庚申の日(縁日)は非常に賑わい、映画『男はつらいよ』シリーズ制作後は都内の定番観光名所となり、観光バスの団体客が大勢訪れたこともある。
 「柴又帝釈天」の通称で専ら呼ばれるが、当寺の日蓮宗寺院としての本尊は帝釈天ではなく、帝釈堂の隣の祖師堂に安置する「大曼荼羅*10である。また、当寺が柴又七福神のうちの毘沙門天*11にあたることから、「帝釈天=毘沙門天」と解説する資料が散見されるが、帝釈天毘沙門天はその起源を全く異にする別々の尊格であり、柴又七福神毘沙門天は、帝釈天の脇に安置される多聞天*12を指すと解される。 (wikipediaより修整引用)

 GWに一か所くらいは観光地へと思ったのが大失敗。柴又帝釈天はえらい人出でグロッキー。客層も年齢層が高い分立ち止まりによる道塞ぎが横行していてストレスがマッハ。そんな時期的問題に目をつぶっても、寺院自体も特徴のない量産型中規模寺院で正直あまり見るべきところが・・・。参道は寅さん特化で特色だそうとしてますが、松竹が協力的でないのか、正直それも中途半端。勝手に便乗感が漂います。寺内も日蓮宗の寺院として今でも普通に「生きてる」ので観光地にも舵を切り切れておらず、随所に不親切さが見受けられます。彫刻や書など結構目を引く作品群には恵まれてるんですが、やっぱり見せ方って大事ですよね。以上、目と鼻の先に完全上位互換の浅草寺があるのが不幸としか言いようのない「観光地」でした。

いつかおまえのよろこぶような偉い兄貴になりたくて

 「観光地化」ってのは覚悟が必要なんだなと改めて。宗教法人も地域住民もあまり観光地化を心の底からは歓迎してないんだろうなあってのが垣間見れた今回の小旅行。お客さんを呼ぶってのは「ありのままの姿を」なんてきれいごとでは済まないんでしょうね。これからの縮小日本、外貨獲得のためにはクールジャパンによる観光立国が急務ですが、国民のみなさんにはその覚悟はおありですか?取り敢えずまず自分でできることとして、英語と中国語くらいは簡単な道案内できるくらいにはなりたいなあ。

渥美清全曲集~男はつらいよ・渥美清の啖呵売~

渥美清全曲集~男はつらいよ・渥美清の啖呵売~


男はつらいよ 主題歌

帰ってきた今日の一行知識

葛飾区は当初「新宿(にいじゅく)区」になる予定だった

新宿(しんじゅく)区との争いに負けて今の名に。江戸川区といい葛飾区といい広域地名由来だから実に紛らわしいんですよね。やっぱり荒川以東は不遇だ

*1:5/1メーデー共産主義の最重要記念日

*2:中山法華経寺第十九世。

*3:題経寺2世住職。

*4:一時行方不明となっていた日蓮聖人御親刻と言われる帝釈天のご本尊を再発見し、題経寺の中興の祖となる。

*5:前身:インドラ。梵天と共に釈迦に仕え、四天王を配下とし忉利天で護法善神としての役務を全うしている。

*6:金之助。東京帝国大学英文学講師。父直克、母千枝。代表作:『坊ちゃん』、『吾輩は猫である』、『それから』(小説)他。

*7:当時は東京ではなかった

*8:父田所友次郎、母タツ。本名:田所康雄。代表作:山田正助(『拝啓天皇陛下様』)、金田一耕助(『八つ墓村』(1977))、喜八(『キネマの天地』)他。

*9:父平造、母お菊。父の愛人であった芸者お菊の子として生まれ、父に引き取られ育つも、芸者の子と差別されたため葛飾商業学校を中退し出奔。テキヤとして日本全国を放浪している

*10:中央に「南無妙法蓮華経」の題目を大書し、その周囲に諸々の仏、菩薩、天、神などの名を書したもの

*11:वैश्रवण。別名:多聞天。前身:クベーラ。帝釈天の配下として夜叉の羅刹などの鬼神を配下として北方を守護。武神として尊崇を集め、四天王や七福神の一柱に数えられる。

*12:別名毘沙門天