脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『東京の三十年』

痛いニュース(ノ∀`) : 高輪ゲートウェイ駅、とうとう「撤回」署名運動まで始まる。なぜそこまで嫌われてしまったのか - ライブドアブログ
折角山手線に新駅開業で周辺地区のブランド化進めてたのに何してくれるんだ。「最寄り駅は高輪ゲートウェイ駅です」なんて言って誰が喜ぶと思ってんでしょうか。


 少し早めの忘年会@自宅無事完了。一時はどうなることかと思いましたが、何とかかんとか片付きました。さあ、この状態をあと何日維持できるでしょうか。見ものです。


競馬成績・・・H30収支-43180

東京の三十年 (岩波文庫)

東京の三十年 (岩波文庫)

不安にくるまったままで静かに聴いてる

 時は明治。自然文学の雄田山花袋が見た東京の三十年の道程が今ここに


 腐っても岩波なんでちと構えますが、実際は非常に読みやすいエッセイ集。自然主義文学はエッセイと相性がいいんだなあと改めて。内容は、タイトルから想像される江戸の残滓を色濃く残す明治10年代の東京の思い出を語るパートはあっさり終わって、殆どが島崎藤村国木田独歩柳田国男尾崎紅葉幸田露伴森鴎外らの錚々たる明治の文豪たちとの交友録。純文学マニアなら垂涎のラインナップです。そこまでではない私にとっては、とっても青臭い文学青年の懊悩がなんともほほえましかったり。世にあふれる自分語りのブログの山も数十年後はこんな読まれ方をするんでしょうか

何人目だ何度繰り返す

 田舎の学問より京の昼寝。大学の研究室で身に染みた金言ですが、こういった多士済々の交友と相互の高め合いを見てるとそれを改めて痛感いたします。志を同じくする有意有才の友の集まるサロンは大事ですね。ただし意識高い系テメーはダメだ。

エピソード

エピソード

帰ってきた今日の一行知識

田山花袋の名作『蒲団』のタイトルは当初『恋と恋』になるはずだった
小杉天外氏に同名小説があったため変更。元タイトルのままじゃあ絶対に売れなかったでしょうね。めぐり合わせは大事です。