『誤解するカド〜ファーストコンタクトSF傑作選』

【速報】王者ドイツ、韓国に敗れグループリーグ最下位で敗退
荒れに荒れた今大会。こりゃひょっとすると日本の大番狂わせも期待できるかな？

　唐沢寿明と山田孝之を足して2で割ったようなイケメン医師と会食。同性のアイドルに萌える女の子の気が少しわかった気がする。

SRWX進捗

3周目第15話「勇者特急、到着」山賊と交戦開始。トップエース：シモン@グレンラガン

誤解するカドファーストコンタクトSF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA ノ 4-101)

作者: 野?まど,大森望
出版社/メーカー: 早川書房
発売日: 2017/04/06
メディア: 文庫
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遥か空よ答えを教えて

関節話法

「いつもの癖でつい。あれはまことに下品な癖であります」byおれ

　最初からクライマックス。全盛期を過ぎて以降の前衛芸術を気取った実験小説しか知らずに筒井康隆を毛嫌いしていたのを悔いる怪作。どんどん破滅的な方向に事態がエスカレートしていくスラプスティックな笑いは大好物でした。

コズミックロマンスカルテット with E

「うんー！結婚して、ちゅっちゅして、子供を作るの。えへー」byヴィクリット

　これも実にバカバカしい。LGBT運動もここまで行きつけば成功なのかなあ。取り敢えずヴィクリットと紅は可愛い

恒星間メテオロイド

「さみしいですよね。そういうのって」by佐伯美佳

　よく出来た佳作。シリーズものらしいので他の作品も読みたいなあ

消えた

善意　空欄にチェックを入れて下さい　以後、愛はすべて順調　「はい」と言いましょうby善意チケット

　高踏的なSFはどうも苦手だ

タンディの物語

「これがタンディのわけないわ。よその子の通信簿をまちがって持ってきちゃったのよ」by母親

　相変わらずのスタージョンのシニカルさですが、個人的にはまだまだ地に足がつきすぎてて今一。もうちょっとぶっ飛んでる方が好きだなあ

ウーブ身重く横たわる

「必要とあれば、この問題をきみと討議することにやぶさかではないよ、船長。きみとわたしのあいだには、いくつか基本的な点で意見の相違が見られるようだから」byウーブ

　かのディックのデビュー作。いろいろなことを考えさせられるいい意味での後味の悪さは出色

イグノラムス・イグノラビムス

「人間が『自分はキリンだ』と言ったとしても別に問題は起こらない。キリンが『自分はキリンだ』と言いだしたとしてもまあ良いだろう。しかし、カバが『自分はキリンだ』と言いだしたなら、事態は戦慄的なものとなり、森の仲間も大宴会だ」by友人

　これもまた実に円城塔。韜晦的な作風が大好きです。

はるかな響き Ein leiser Ton

「なんだってそうさ。われわれも、生きてみなければ、いつ死ぬか分からない。ジャズの即興も、温泉宿で興じる卓球も、コンピュータが行う演算処理も、いつ終わるかを（終わるかどうかさえ）事前に計算することはできない。生きた結果として、たまたまある日、死がやってくる。そのときになって分かるんだ。ああ、いま計算が終わったのだと」by店長

　詩的で美しいとは思うけど・・・