脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『日本SF短篇50Ⅰ』

【けものフレンズ】福原慶匡プロデューサー「2期を外れる事に関しては覆りませんでした」 | けものフレンズちゃんねる
中国さん、中国さん。たつき監督招聘してけもフレ版「アズールレーン」作ってみちゃあくれませんかねえ。


 H29年忘年会無事完走。当blogも帰省の為当記事が本年最後の記事となります。来年もよろしくね。


競馬進捗・・・H29収支-74190

DQⅪ進捗

  • 常闇の氷原探索中。称号:「最強の勇者」

悔し涙をにじませたあの日の泣き顔さえ今は

墓碑銘二〇〇七年

奴らのためにも、おれは絶対にかえってこなければならなかったんだ。奴らの最期は、終焉の地はおれだけが知っているんだ。おれは奴らの墓碑銘なんだ」byトジ


 物悲しくも美しく物語。ブラッドベリを髣髴とさせる・・・って感想はあってんでしょうか。何にせよペットの「ペンペン」のインパクトに全て持ってかれた気がする。元ネタはこれか。

退魔戦記

われわれの世界、つまり千年後の世界は蒙古に支配されているのです」byけん


 軍記物とSFという、私の大好物を一緒くたにしたよくばりセット。普通何をどう考えてもとっ散らかって悲惨な出来になるところが奇跡のマリアージュ。もう至高の逸品です。何が恐ろしいって単純な軍記物としても考証もしっかりしてるところ。なんつー離れ業だ。

ハイウェイ惑星

車輪の出現といった大進化―つまり構造プランの変革が生ずる条件と確率について、よく検討してみる必要があると思うんだ」byシオダ


 センス・オブ・ワンダーの基本は奇怪な異生物。と言う訳で、この類の架空生物学は大好物です。

魔法つかいの夏

うちら、生きとるん?」by葉子


小難しい中途半端な叙情ものはどうも好かん

この鍵に合う錠を作ってもらえないだろうか。自分の部屋のドアにとりつけたいのだ」by男


何故か不思議と昔から星新一には一切惹かれません

過去への電話

何をひとりで笑ってるの。変な人」byマダム


ハードボイルド。になるのかなあこれもちょっとパス。

OH! WHEN THE MARTIANS GO MARCHIN' IN

公開録画の現場に空飛ぶ円盤を着陸させて子供をさらわせようというんだ」by牛窪


 しっちゃかめっちゃかのドタバタコメディ。後知恵で見ると、これから全盛期を迎えようとするTV業界の熱が感じられる作品です。

大いなる正午

技術に秘密などというものはありえない》byヒト


今でいう酉島伝法のような膨大なジャーゴンと特異な造語センスで圧倒するタイプの作家はこれまた何故か趣味に合いません。

およね平吉時穴道行

その家に於て秘する事あり、歓ばざる事あらむ。一覧の後速やかに秦火に附せよ。妄りに売弄せば、余が辜をまさむ」by『伊波伝毛乃記』

 
 もう最高。しっかりした考証で描かれる山東京伝の周辺事情と現代との交錯が見事。食わず嫌いしてましたが、これだけの作家の筆になるなら『戦国自衛隊』読んでみよっと。

おれに関する噂

森下ツトムさんは今日、会社のタイピスト美川明子さんをお茶に誘いましたが、ことわられてしまいました。森下さんが美川さんをお茶に誘ったのは今日で五回目ですが、一緒にお茶を飲みに行ったのは最初の一回だけで、あとはずっとことわられ続けています」byアナウンサー


 「報道」に対する強烈な皮肉。何だか筒井康隆が禁書の憂き目にあった理由が分かる気がする。しかし、何が恐ろしいかって半世紀近く前の作品なのに今でも完全無欠に同じ皮肉が通用するところ。なんて先見性と問題意識だ。

誰より強くなるための旅の途中を描いたStoryで

 カビの生えた大昔の作品なんて・・・って馬鹿にしてかかってましたが、あにはからんや一部を除いて珠玉の名作揃い。特に追っかけてみたくなったのは豊田有恒石原藤夫半村良あたり。たまには食わず嫌いばっかりせずに昔の名作集を当たるのもいいですね。

夢幻

夢幻

帰って来た今日の一行知識

滝沢馬琴は生涯一度も吉原に行ったことがなかった
その性清廉なるが故・・・では当然なくて、無茶苦茶な吝嗇のせい。まあその拝金主義があれだけの多作の原動力となったと思えば微笑ましい・・・のか?