『1993年の女子プロレス』

京大生「京大前にプリプリの絵とか飾るで～」京都市「はい、行政指導！」 | やらおん！
これぞ京都！って景観の一つだと思うけどなあ。何にせよ権力による学内自治の侵害を許すな！

　若い頃には天衣無縫の芸術家に憧れたものですが、最近ようやくそれを支えるパトロンの苦労と価値に思いが及ぶ様になってきました。思えば俺も歳食ったもんだなあ。

DQⅪ進捗

シケスビア雪原行軍中。称号：「伝説のサバイバー」

1993年の女子プロレス (双葉文庫)

作者: 柳澤健
出版社/メーカー: 双葉社
発売日: 2016/05/12
メディア: 文庫
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夢を追いかける日々にもっと夢中になれたら

　ブル中野・アジャ＝コング・井上京子・豊田真奈美・伊藤薫・尾崎魔弓・ロッシー小川・ジャガー横田・デビル雅美・ライオネス飛鳥・長与千種・里村明衣子・広田さくら・神取忍・・・。1990年代男子プロレスより熱く過激だった女子プロのリングを駆け抜けた女たちの物語。

　キャットファイトは大好物です！って言ったら怒られそうな、男どもよりよっぽど暑苦しく泥臭い女性陣があの熱く狂った時代を語り倒してくれてます。中でも個人的に好感持ったのは井上京子・豊田真奈美、そして毛色は違いますが広田さくら辺り。気負わず衒わずそれでいて誰よりも女子プロ愛を感じさせるクレバーな語り口が出色です。あと、高校時代に随分ハマったガープス　リングスドリームの元ネタはこいつかと再発見する喜びもありました。安心安定の柳澤ブランドですので90年代女子プロの初心者にも玄人にもお勧めできる一冊ではないかと。しかし、北斗晶って本気で同業者に嫌われてんだなあ。