脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

湯村温泉

甲子園でのタイブレーク導入に怒りが止まらないんだが :日刊やきう速報@野球まとめ
日本人の高校野球の神格化は異常にも程がある


 事故ったぁー!詳細は下記


SRWV進捗

雨か狭霧かアルプス暮れて

湯村温泉
 山梨県甲府市にある温泉。
 808弘法大師*1により発見されたという説と、鷲が傷を癒している所を当時湯村に住んでいた村人が発見したとする説がある。共同浴場に「鷲の湯」の名前が残る。
 戦国時代は、『甲陽軍鑑』に拠れば、1511武田晴信(信玄)*2信濃小県郡村上義清*3との上田原の戦い後に30日間湯治し、信玄の隠し湯で志磨の湯と呼ばれていたという。また、武田家の足軽大将で後代に武田二十四将の一人に数えられる多田三八郎*4による天狗退治の伝説があり「鬼の湯伝説」と呼ばれている。
 江戸時代は、1643都を追放され甲斐へ配流された後陽成天皇*5の第八皇子・良純入道親王*6が住んでいた。江戸後期には浮世絵師・葛飾北斎*7の団扇絵に『勝景奇覧 甲州湯村』がある。北斎は確実に甲斐を訪れている記録は見られないが、多くの甲斐の風景・名所・生業などを描いた作品が残されている。『勝景奇覧』は諸国の奇景を描いた団扇絵の連作で、天保年間に記された。現在八種が確認されているが、その中には同じく甲斐の富士川支流・身延川の漁の様子を記した『甲州身延川』がある。『勝景奇覧』には藍摺と多色摺のものがあるが、東京国立博物館所蔵『甲州湯村』は橙色の天ぼかし部分以外は藍摺。図像は湯小屋・休憩施設などが立ち並び、巡礼者や行商らが到着する様子が描かれている。
 明治時代以降は、井伏鱒二*8太宰治*9松本清張*10山口瞳*11湯村温泉に定宿を持つ)、田山花袋*12、飯田蛇笏*13竹中英太郎*14、中村宗久*15赤池東山など多くの文人俳人、画家、書家も逗留したり、居住していた。(wikipediaより修整引用)

 
 新規事業のリストラだ、初任者研修だと、日曜以外休めないストレスの溜まる日々から逃避しようと選んだ先は湯村温泉。午後半休と終日休みの1日半の休みを捻出し、杖温泉 弘法湯を予約して準備万端。で迎えた運命の刻、小雨の降りしきる午前11時半。あと一時間で定時のはやる心を抑えて原付を飛ばしていると、濡れた路面にタイヤをとられてスリップ、そこで反射的にブレーキ握りしめてしまったのでもうおしまい。原付は横転し自分は投げ出されて肩から落ちて濡れた道路の上を滑走。ヘルメットがガリガリアスファルトで削れる感触は今でも忘れられません。幸い後続車も併走車も通行人もなく単なる間抜けな自損事故で済み、体も上手く上腕部で受け身をとれたのと何よりヘルメットのお蔭で、軽傷*16ですみました。で、施設に戻って職権濫用で看護師さんに応急手当と柔道整復師に簡易診断をしてもらい、ついでにバイクも奇跡的に無傷だったので、上司と「保険も労災も使わない」*17の謀議を終えて、未練がましく出立の準備をしていると、柔整の方から「念のため言っときますが、今晩は入浴禁止」の無情な宣告。諦めて、キャンセルの電話して、念の為病院行ってレントゲンとって、帰って不貞寝。ひどい休日になりました。

湯村いとしや灯がまねく

 原付乗り始めてちょうど一か月。一番油断が出る時期に見事な大失敗。まあ、人機共に無事で笑い話に出来そうなのでなにより。しかし、うちの職場つーか上層部*18どもは、今年度入ってからだけでも骨折×1*19に事故×2*20となんか祟られてるとしか思いません。今度真面目にお祓いしてもらおうかなあ。

帰って来た今日の一行知識

杖温泉 弘法湯は歴史に思いを馳せ日常の喧騒からはなれゆっくりと楽しめる宿。
ああ、行きたかったなあ。

*1:佐伯眞魚。父田公、母阿刀氏。法名空海遣唐使で大陸に渡り、帰国後真言宗を創始。嵯峨天皇の寵愛を受け、金剛峯寺・東寺・綜芸種智院を建立。日本仏教界に巨大な足跡を残した。書家としても著名で三筆の一人に数えられる。代表作:『風信帖』(書)他。

*2:甲斐守護。信濃守。父信虎、母大井の方。父信虎を追放し家督継承。信濃を平定し上杉謙信川中島で角逐するも雌雄は決さず。桶狭間の戦い後の今川家の衰退に乗じ駿河平定。後北条氏との和睦により信長包囲網に参画し西上作戦を企図するも志半ばに陣没。

*3:葛尾城々主。父顕国、母斯波義寛女。北信濃の盟主として信玄の侵攻を上田原の戦い・砥石崩れの二度撃退するも、時勢には抗えず越後に敗走、川中島の戦いの原因となった。

*4:昌澄。淡路守。信虎・信玄2代に仕え、志賀城攻めや小田井原の戦いなどに活躍。武田五名臣や武田二十四将にも数えられた。

*5:第107代天皇。諱は周仁。父陽光院、母新上東門院。旧名:和仁。関白豊臣秀吉の権威付けに利用され、豊臣政権下では権勢を復活させるも、続く徳川幕府とは激しく対立した。

*6:知恩院門跡。父後陽成帝、母(庭田)具子、養父徳川家康。旧名:直輔。知恩院門跡となるも内部では大衆との、外部では幕府との対立により、廃跡され天目山に配流。

*7:中島八右衛門。養父中島伊勢。代表作:『富嶽三十六景』、『北斎漫画』、『蛸と海女』(浮世絵)他。

*8:満寿二。父郁太、母ミヤ。代表作:「山椒魚」、「黒い雨」、「本日休診」(小説)他。

*9:津島修治。父津島源右衛門、母たね。代表作:「人間失格」、「斜陽」、「走れメロス」(小説)他。

*10:代表作:「或る「小倉日記」伝」、「砂の器」、「黒革の手帖」(小説)他。

*11:代表作:「江分利満氏の優雅な生活」・「血族」(小説)、「男性自身」(コラム)他。

*12:録弥。父跑十郎、母てつ。代表作:「蒲団」、「田舎教師」、「生」(小説)他。

*13:武治。代表作:『山廬集』、『霊芝』、『椿花集』(句集)他。

*14:代表作:『陰獣』、『鬼火』、『琉球共和国』(挿絵)他。

*15:代表作:『ヴェニスの橋』、『塔のある風景』、『南山黎明(ソウル)』(油絵)他。

*16:右上腕部打撲、右胸部打撲、右肘擦過傷、右膝打撲、右膝擦過傷、左親指付け根擦過傷、左足首擦過傷(踏ん張った時に革靴のベロでえぐった)etc

*17:だって、事務処理しなあかんの確実に自分なんですもん。このくそ忙しい時にこれ以上仕事増やせるか。

*18:一応自分も事務方トップです

*19:上司が自宅でタンスの角に左足小指を痛打で左第5趾骨折

*20:これまた上司が時差式右折信号で相手方の信号無視による右直事故。車全損も奇跡的に体は無傷。と今回の自分のヤツ。