鷹速@ホークスまとめブログ : 稀勢の里、執念の逆転V!照ノ富士に連勝
長い雌伏の果ての栄冠と覚醒。そして次の場所での期待通りの快進撃も好事魔多しの大怪我。そしてそれをおしての大逆転優勝ってどんなマンガだ。
年度末吉例10連勤激走中。休みってなあに?美味しいの?
競馬進捗・・・H29収支-18640
SRWV進捗
- 2周目第12話「混沌を破壊する者」ソレスタルビーイング到着。トップエース:叢雲総司@ヴァングレイ。
- 作者: 三島由紀夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/06
- メディア: 文庫
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見つめていてそらさないであなたのその視線で封印は解かれる
「自分は女性を愛せない」その残酷な現実と真正面から向き合い文学へと昇華させた天才の独白。
三島由紀夫の出世作にして問題作。これと「憂国」読んどきゃあミシマのエッセンスは大体堪能できる*1と言っても過言ではない、実にミシマミシマした作品。若書きで全く隠そうともされてない傲岸なナルシスチズムが、強い酒を呷った後のような酩酊感を与えてくれます。
内容は前半の同性愛的傾向の性癖告白と、後半の園子との甘酸っぱい恋愛パートに大別されます。ノンケな男子校出身者としては中々に痛々しい前半の露悪的な男色趣味の羅列より、後半の実に三島らしい清冽な恋愛小説の方が好みだったり。枕を抱えてうわあって転げまわりたくなるような初々しい恋愛模様を堪能するもよし、健全過ぎる恋愛に恐れをなしてタナトスに逃げ込む哀れなコミュ障に共感するもよし、どんな視点も解釈も許容するこれぞ純文学の極致といえる作品ではないでしょうか。
優しくて残酷な素顔を見せるのは
純文学は面白い!三島や芥川を読めば絶対に胸を張ってこう叫べるはずです。国語の教科書ももっとこういった王道の作品を取り上げて文学の奥深さを啓蒙すべきです。今の目から見ると完全に稚拙な文章技法しか持たない発展途上のガラクタや、難解さを奥深さと勘違いした後世の粗悪な模造品をこれから本を愛するであろう若人に押し付けるのは害悪でしかありません。国語審議会の皆様にはそこんとこもっと深謀遠慮をいただきたいものです。ってここまで書いて、永井荷風谷崎潤一郎芥川龍之介三島由紀夫浅田次郎を愛する自分の読書傾向は、太宰治や村上春樹なんかが評価されてしまう現代の流行に合わないだけなんではないかと気付いてしまいました。みんな装飾過多な華美な文体を愛そうよう。
- アーティスト: 奥井雅美/松村香澄,奥井雅美,松村香澄,大平勉
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 1995/11/03
- メディア: CD
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