第1戦○5-1
大谷なんかにヒーローは渡さない。完全無欠に大谷がどれだけ鮮やかに日本シリーズで躍動するかにしか興味が持たれてない節がありましたが、そんな敵役モードのカープは強い。速球にはめっぽう強い松山とミスター空気をひっくり返す特大弾のエルドレッドの2発で大谷を粉砕。投げてもジョンソン&勝利の方程式がレアードの交通事故な一発におさえて、最高の形で日本シリーズ先勝。あと3つ。
第2戦○5-1
見たかこれがカープの真骨頂。ノムスケ増井の鬼気迫る投げ合いに決着をつけたのは田中の好走塁。菊池の意表をつくバスターからの果敢な走塁は一度はアウトの判定もビデオ判定で逆転セーフの判定。後は浮足立った日ハムの動揺に付け込んで一挙4得点。これぞカープの機動力野球です。何をどう贔屓目に見ても大暴走だったのは内緒だ。
第3戦●3-4
認めようあなた方を最高の宿敵だと。今まで正直いいところがなかった日ハムが遂に本領発揮。8回3番大谷敬遠で怒り心頭の中田翔の逆転タイムリーに、最終回執念で追いついた後に、延長戦での今度は大谷の鮮やかなサヨナラタイムリー。王者ソフバンをさし切った怪物たちが遂に目覚めてしまいました。
今日の戦犯
- ジャクソン -53.5 (次点:松山 -24.6)
ジャクソンも大瀬良も悪くない。中田と大谷が頭おかしいだけ。
第4戦●1-3
最初の2戦ってどうやって勝ってたんだろう。岡田と高梨の両若武者が崩れそうで崩れず粘って作った試合を決めたのは中田レアードの鮮やかなHRの競演。正直敵ながら素直に感動してしまいました。
今日の戦犯
- ジャクソン -32.0 (次点:丸 -19.3)
まさかの連夜の戦犯。まあ今日に関してはあと一本がでなかった打線が全面的に悪い。
第5戦●1-5
風はもう止んでしまったか。同点で迎えた最終回。守護神中粼投入で勝負をかけるも死球などで二死満塁。いつもならともかく完全に逆風の今そこを凌げるはずもなく西川の劇的なサヨナラ満塁HRで悪夢の札幌3連戦が終了。絶好調時のうちとやってたセの皆さんはいっつもこんな絶望感味わってたんでしょうか。
第6戦●4-10
夢は夢のままに。栗山監督の粋な計らいで今日勝てば、黒田VS大谷のマッチアップでの最終戦というこれ以上ないお膳立ても今のカープにその舞台に上がれる気力も資格もなし。かろうじて同点のまま終盤戦に持ち込むも、案の定といえば案の定な魔の8回に3度捕まり、32年ぶりの夢への旅路は終りを告げました。