寝たきりの父を置いて仕事に行く→衰弱死して逮捕される…老人ホームに預けられない世帯は仕事にすら行けず人生詰む事が発覚する:ハムスター速報
人生何があるかわかりませんので、主治医とケアマネと可能なら顧問弁護士は必須です。
西伊豆へ同業種親睦旅行。依例如例、4時間かけて現地に行って、盛大な飲み会やって翌日トンボ帰りの贅沢なんだかなんなんだかの旅程。観光、なんてのは貧乏性のやることなんでしょうか。
艦これ進捗
- 「反撃!第二次SN作戦」西方海域戦線 カレー洋攻略中。第一艦隊旗艦:夕立改二。
SRWZ天獄篇進捗
- 2周目第58話「哀しき墓守」クリア。トップエース:ブライト=ノア@ラー・カイラム。
- 作者: 吉村昭
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1991/07/10
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何も話せずただじっと
鋏
「いつまでもこちらにお世話になっているわけにもゆきませんし……」by片桐
うっかり無期懲役囚の身元引受人になってしまった面接人の物語。だらだら状況に流されるだけの人たちを見てても正直面白味は・・・。
白足袋
「体が腐っているのにまだ生かしておかなくてはならないなんて……」by比佐子
ターミナルの資産家に隠し子発覚。しかし、その子も交通事故で明日をも知れぬ命。先に命の灯の燃え尽きるのはどっちだ。
と上手く描けば面白いコメディまたはミステリになりそうないいモチーフなんですが、登場人物がどいつもこいつも状況に流されるままの意気地なしばかりなので(以下略
霰ふる
「いいお月様や」by母
同じ状況に流されるだけの人々書いても、時代・経済背景が違えばこれだけ美しい物語になるんだ。諦観の権化の登場人物たちが何とも物悲しくも悲惨美に溢れた抒情を提供してくれます。本短編集の一押し。
果物籠
「伝統に輝く本校に着任したことは本官の光栄とするところであり、聖戦遂行のため、皆を将来、立派な皇軍の一員とするよう粉骨砕身……」by井波
威張る教師を蛇蝎のように忌み嫌う自分は本気で戦中に生まれなくてよかったなあ、と感じさせてくれる一篇。
銀杏のある寺
「ところが、潜望鏡だけは、富士壺がついてはいましたが原型のままでしてね。殊にレンズは、少しの曇りもなく輝いていました」by高見沢
なんとも引っ掛かりのないまま進む一篇。正直退屈かも。
飛行機雲
「万事休す。ただ瞑目して神に祈るだけであった」by『大東亜戦争全史』
『大本営の震えた日』の後日談、になるのかしら。長編ではあれだけ鮮やかに扱っていたモチーフがなんとも泥臭いドテドテと足音鳴らすような野暮ったい作品に。作者の耄碌を感じてなんとも物悲しいです。
帰艦セズ
「あなたがお話しして下さったことを基礎に、小説を書かせていただくかも知れませんが、よろしいでしょうか。もしも御迷惑でしたら書きません」by小説家
『逃亡』の後日談・・・感想同上。
この手の中の夢だけをじっと握りしめて
長編小説上手い人が短編上手いとは限らないんだな、うん。そう考えると、三島や浅田次郎や山本弘の才能は偉大です。私の贔屓の引き倒しなだけかもしれませんが。
- アーティスト: アリス
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