脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『金瓶梅2〜女の葛藤』

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他所ん家のお家騒動は蜜の味。取りあえず、親父の方の幹部社員に踏み絵を迫るパフォーマンスは、このご時世完全無欠に逆効果だと思うの。


 久しぶりに超衝動買い。ものはノサックスのカープスニーカー(ホワイト)。早く届かないかなー。


艦これ進捗

  • 「敵北方艦隊主力を撃滅せよ!」攻略中。第一艦隊旗艦:大井改二。

金瓶梅 (2) (ちくま文庫)

金瓶梅 (2) (ちくま文庫)

蜂蜜のような甘美な時を過ごそう

金瓶梅
 明代の長編小説で、四大奇書の一つ。著者は蘭陵の笑笑生ということになっている。万暦年間に成立したと考えられている。序にあるように猥書として知られ、しばしば発禁処分をうけた 。タイトルの金瓶梅はストーリーの中心となっている三人の女性、潘金蓮*1李瓶児*2、春梅*3の名前から一文字ずつ取ったものである。
 金瓶梅は『水滸伝』の 第二十三話から二十七話までの武松*4のエピソードを敷衍させたものであり、水滸伝からのスピンオフ作品である。水滸伝の武松の虎退治のエピソードを入り口とし、そこに登場する武松の兄嫁の潘金蓮は姦通した後殺されずに姦夫の西門慶*5と暮らし始めるという設定となっている。ストーリーが水滸伝から分岐した後は、富豪の西門慶に、金蓮も含めて6人の夫人やその他の女性がからみ、邸宅内の生活や欲望が展開してゆく。水滸伝同様に北宋末を舞台とするが、綿密かつ巧みに描写されている富裕な商人の風俗や生活には、明代後期の爛熟した社会風俗が反映している。(wikipediaより修整引用)

 呉月娘・李嬌児・孟玉楼・孫雪娥・藩金蓮・李瓶児と揃って西門慶のハーレム完成。ついでに待望の長男誕生に副典獄就任と公私ともに順調で我が世の春を謳歌しています。その陰では、陰湿極まりない女性陣の嫉妬合戦が繰り広げられていて、他人というかフィクションの人物ながらも肝が冷えます。全般的に物語の起伏に乏しくだらだらと西門慶の放蕩ぶりを見せつけられる一冊なので、一巻ほどの感動はありませんでした。つたない訳文に負けずエロ小説として楽しむなり、ドロドロ昼ドラを満喫するなり、ご自由にお楽しみください。

震えてるかい?暖めてあげる

 男子校で女旱に喘いでいたころは、男子たるものいつかはハーレムを!なんて意気込んでいたんですが、実際に女の園を職場に選んで感じるのは女性陣の恐ろしさ。正直一度あれを知るとハーレムなんて恐ろしくて想像もしたくありません。やっぱり女性はかけがえのないオンリーワンと熱く深い関わりを結ぶべきです。問題はその方と全く出会える気配が欠片もないことなんですけどね。

PCゲーム「裸執事」主題歌&EDマキシシングル 「裸執事/緋螺旋」(歌:金瓶梅/阿部大樹)

PCゲーム「裸執事」主題歌&EDマキシシングル 「裸執事/緋螺旋」(歌:金瓶梅/阿部大樹)

帰ってきた今日の一行知識

金瓶梅の現存最古の刊本3部のうち2部は日本にある
相変わらず物持ちのいいことで。目指せ、国家大英博物館化計画。

*1:西門慶第五夫人。夫武大に愛想を尽かし、西門慶と密通し夫を暗殺。西門慶に嫁ぎ放蕩と愛欲の限りを尽くすも、義弟の武松に誅殺された。

*2:西門慶第六夫人。子に官哥。夫花子虚の生前から西門慶と不倫関係にあり、子虚の死後第六夫人となり長男を産むも、金蓮により殺され、失意のまま病死。

*3:龐。周菊軒夫人。子に金哥。呉月娘に腰元として仕え、のち潘金蓮に譲られ、その美貌から西門慶の愛人となるも死後放逐。名門周家に嫁ぐも夫の戦死により零落。失意のまま情死。

*4:天傷星。梁山泊第十四位。「行者」の渾名を持つ好漢。拳法と二振りの戎刀を得物に活躍。不倫の果てに兄武大を毒殺した義姉の潘金蓮西門慶を誅殺し流罪。護送中に事件に巻き込まれ逃亡し梁山泊に参加。方臘討伐で片腕を喪い引退。

*5:山東提刑所典獄。河北省清河県の人。不正と賄賂で財をなし、色事に放蕩を尽くすも、媚薬の過剰摂取により死去。