脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『独占者の福音〜ザ・アメリカ 勝者の歴史4 鉄鋼王カーネギー』

痛いニュース(ノ∀`) : 韓国「100年前に建造された下水道が発掘された。誰が造ったか不明だけど重文にする」 - ライブドアブログ
どうしてこのシチュエーションで日帝残滓を疑わずに済むのか。かの国の幸せ回路の優秀さには驚かされます。


 本格的にけつに火がついてきたので当サイトの更新頻度を週一に落とします。楽しみにしてくださってる奇特な方はごめんなさい。

艦これ進捗

やがて星達が語り継ぐ伝説になる

カーネギー Andrew Carnegie
 1835〜1915。アメリカの実業王(鉄鋼王)・慈善事業家。
 スコットランドに生まれ、1848アメリカに移住。職工として働きながら苦学。ペンシルヴェニア鉄道に入り、諸企業に投資して実業家への道を歩み始め、南北戦争後は鉄鋼業に精力を集中。'68イギリスからベッセマー式製鋼法を導入し、ピッツバーグに製鉄工場を設立。活発な企業集中により10年足らずで合衆国最大のカーネギー製鋼会社を築き上げる。1901J.P.モーガン*1に会社を売却し、引退後、莫大な私財を教育研究機関・平和基金に投じ、カーネギー工科大学・カーネギー財団等を設立した。(『コンサイス人名辞典 外国編』より引用)


 タイトル通り勝ち組の伝記になったらなったでそれはそれでつまらないザ・アメリカ勝者の歴史シリーズ第四巻は鉄鋼王カーネギー。読書好きで勤勉な勤労少年がこつこつためたお金を元手に投資で大成功。パトロン探しの新鋭技術者に巡り合ってパテント料でうはうは。組織が肥大しきったところで高値で売り抜けて老後は篤志家として悠々自適、と完全無欠の勝ち組中の勝ち組、しかも品行方正の伝記なので僻むのすら惨めになるレベル。不労所得の重要性の教科書にはいいのかもしれませんね。

強い意志で拳を固めろ

 人より安い賃金で人の倍働く。立志伝中の人物が大概経験している「苦労は買ってでもしろ」の典型的な例ですが、年功序列が中途半端に崩壊して、上が大渋滞起こしてる現状にあってはそんなことしてたらブラック企業のいい餌食なのが哀しいところ。みなさんも早く「ここならサービス残業してもいい」と思えるような運命の会社とめぐりあってくださいね。但し愛が醒めた後が地獄なのは結婚と同じなのでその点は慎重に。

ULTRA STEEL(A)

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帰って来た今日の一行知識

六億ドルを稼いだカーネギーの遺産は僅か三千万ドル
うち三億五千万ドルがカーネギー基金行き。しかし、「たった」三千万ドルって感覚が麻痺してきますね。

*1:John Pierpont Morgan。J・ P・モルガン・アンド・カンパニー初代社長。父ジューニアス=スペンサー=モルガン、母ジュリエット=ピアポント。銀行家だった父より会社を譲り受け、鉄道会社や鉄鋼会社の買収により一大コングリマリットを形成し、アメリカ五大財閥の一つモルガン財閥を創始した。