脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『小説総裁選 中曾根が笑った日』

痛いニュース(ノ∀`) : すき家「パワーアップリニューアル」失敗 人手不足で100店以上が開店できず - ライブドアブログ
人のふり見て我がふり直せ。いつまでも従業員の献身頼りの経営に甘んじてはいけません。


 祝六連勤突入。GWって何?美味しいの?


SRWZⅢ時獄篇

艦これ進捗

  • 「索敵機、発艦始め!」南西海域ズンダ海峡攻略中。第一艦隊旗艦:大井改。

宿命の闘いの果てに君に逢いたくて

 4年の永きに亘って政権を保持した中曾根にも遂に勇退の時が迫る。ダブル選挙での圧勝により後継者指名の権利を得、売上税導入失敗で任期延長の目を失った彼の前にあるは「安竹宮」の三人の若きニューリーダー。安倍晋太郎竹下登宮澤喜一、誰の手に栄冠は下るのか。


 1986年の衆参同時選挙から竹下登の首相内定まで、安倍・竹下・宮澤の三人のニューリーダーがポスト中曽根を争ったいわゆる中曾根裁定が今回の主題。三者三様の思惑と勝算に従って繰り広げられるドロドロの暗闘劇は昭和政治史好きにはたまらない出来映え。それでいて三人とも見事に中曾根の掌で踊ってるんだから中曾根を再評価したくもなります。小泉時代の立役者たちが中堅実働部隊で最前線でがんばっているのも今となってはとっても見もの。従順に現場隊長を勤める小沢一郎なんてのはちょっと目を疑います。
 そんなこんなで、現在の政治動向の把握には全く古すぎ、かといって歴史にするにはまだ生臭すぎる実に中途半端な時代の一冊ですが、その臭みを愛する方は是非ご一読を。

 

人は誰もが皆消えない過去を背負いながら

 古き良き昭和の政争も振り返ってみればこの中曾根裁定が最後。見事に昭和の元号と共にその役割を終えました。下手糞なりに政策論争をしようとしている現在の総裁選の方が遥かに健全なのは分かってはいるのですが、あの時代の密室劇には得も言われぬ魅力を感じてしまいます。昭和は遠くなりにけり。こんなこと言ってるから、おっさんって言われるんだろうなあ。

RUSTY HEARTS

RUSTY HEARTS

帰って来た今日の一行知識

衆議院で押しボタン投票システムが採用されないのは牛歩戦術が使えなくなるから
ユビキタスな世の中が実現した暁にはもう直接民主制でもいいんじゃないかと思います。