脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『茶の世界史〜緑茶の文化と紅茶の社会』

: ちかとも -謎! 怖い話クリップ-
学校の校庭には大量の人骨が埋まっている@広島市


 祝『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』発売!依例如例引き籠・・・れないだろうなぁ、今回ばかりはやっぱし。


SRWZⅢ時獄篇進捗

  • 第10話「ブラック・バトリング」バトリング開戦。ヒビキ=カミシロ@ジェニオン。


艦これ進捗

  • 北方海域アルフォンシーノ方面進出クリア。第一艦隊旗艦:赤城改。

茶の世界史―緑茶の文化と紅茶の社会 (中公新書 (596))

茶の世界史―緑茶の文化と紅茶の社会 (中公新書 (596))

花の金曜日匂いもファンキー・ナイト

 緑茶・紅茶・烏龍茶。TeaとChaの織り成す茶の世界史。大英・中華・大日本・・・帝国には茶の香りがよく似合う。


 お茶の文化史。それ以上でもそれ以下でもなくその魅力と議論の端緒と現代に通ずる問題意識とを過不足なく盛り込んだ新書の鑑のような一冊。重すぎず軽すぎず非常に手頃な歯ごたえの一冊でした。
 内容は前半はイギリスの茶の受容史、後半は日本茶の海外マーケティングの大失敗事例。ジョンブルと貴婦人の織り成す優雅なティータイムの薫風を満喫するもよし、現代と全く変わらない日本企業&政府の海外マーケティングの稚拙さ―現地情報の軽視にプレゼンと実品の落差etc―を他山の石とするもよし一粒で二度美味しいお得な一冊です。

格好だけならまた今度Good, Good Night

 ティータイムを楽しむ余裕こそが英国紳士の真骨頂と考えます。どんな修羅場にも紅茶とジョークをたしなむその気障なまでの余裕。日本人も真の国際化目指すなら、こういった美点をまねなければいけません。過労死根絶のためにもシェスタティータイムとバカンスの導入を強く要望します。共産党社民党さん労働者の味方を名乗るならこれくらいぶち上げる勇気を持ってくださいな。

帰って来た今日の一行知識

お茶の適応症は「精力増進・頭痛・不眠・胆石・倦怠・胃弱・食欲不振・健忘症・壊血病・肺炎・下痢・風邪」
どんな万能薬だ。17世紀後半のイギリスのお茶の宣伝広告とのことですが、後世から見れば現代日本のコラーゲンとかマイナスイオンとかの効能も、きっと腹抱えて笑われるんでしょうね。