脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『機械との競争』

広島速報 : 【朗報】広島、大竹に希望通りの条件を提示していた
大竹よお前もか。しかし、粗いさんといい大竹といい、元オーナーのお気に入りのベイビーフェイスはみんなでてくなあ。


 冬も間近に迫り毎朝毎朝布団から這い出すのにその日一日分のやる気ゲージを使い果たしています。人間はそろそろ冬眠という文化を生み出すべきだと思うんだ。

機械との競争

機械との競争

精巧精密出力デバイス断片最適エクステンド

 産業革命以来人間は機械に仕事を奪われ続けてきた。そして21世紀コンピューターの爆発的進化によりその魔の手はついにホワイトカラーにまで。人類はこの無慈悲な競争相手に打ち勝てるのか?


 景気回復に失業率の低下が連動しないという史上空前の異常事態の答えを人間の機械との競争の敗北の結果として位置づけた一冊。現在進行形の問題を取り上げているので分析というより予想の領域の方が多いので信じるか信じないかはあなた次第。個人的には「情報流通の革命的進化により誰でもが各分野のナンバーワンに簡単にアクセスできるようになって、地方のスターが存在できなくなっている」という分析に目から鱗が落ちました。井の中の蛙なお山の大将が減るのはいい事なんでしょうが、芸術分野での損益分岐点が益々高上りするのは底辺の拡大にとっては悪影響だなぁと悩ましいところですね。ちなみに最終章で挙げられててる解決策が日本ではアメリカの足元にも及んでいない規制緩和の促進ばかりなので、既得権益のお零れに預かってる我ら社畜にとっては読むだけ無駄な一冊です。事実上お前らみんな一度路頭に迷えっていわれてるのとほぼ同義だもんなあ。

ロジカルにただロジカルに

 遠からず訪れるであろうAIの性能が人間の知性を完膚なきまでに凌駕する日。悲観的な筆致で語られることの多い「破滅の日」ですが、個人的には結構楽しみだったりします。AIとロボットにすべてを委ねペットもしくは被介護者として生きる。無駄なプライドさえ捨てたらなかなか捨てたもんじゃない生き方だと思いますよ。

帰って来た今日の一行知識

1988年から2003年の15年間でコンピューターの性能は4300万倍に跳ね上がっている
ムーアの法則に従い指数関数的進化を遂げた結果がそれ。2003年から今までの10年でのマシンスペックの向上たるや信じられないものがありますしね。人間が唯一最高の知的生命体の座を喪失する日も近そうです。