鯉速@広島東洋カープまとめブログ : 【広島ローカル】CS特番放送実況まとめ
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カープの一時代の終焉。
↑という訳で、私も「俺はまだ本気出してないだけ」の魔法の言葉を棄て去る覚悟を致しました。具体的には来年11月の行政書士試験への挑戦。この懶惰の十数年が堕落ではなく雌伏の刻であったことを祈ります。十年前の地方上級の二の轍は踏まないぞ。
何が正解なんて分からないどれが一つだけってこともない
梵+成績
梵英心
昭和五十五(1980)年〜。広島県三次市出身。内野手。173cm73kg。右投右打。背番号6。
三次高校(1996-'98)→駒澤大学('99-2002)→日産自動車('03-'05)→広島東洋カープ('06〜)
打率・打点でチームトップとなるも自己ワースト22失策。2012.10不調の一因だった右膝を手術した。若手の競争が激しくなってきた内野陣において、膝の状態を考慮し二塁コンバート案もあるが、遊撃手の座は簡単には譲れない。(『2013プロ野球オール写真選手名鑑』より引用)
通算成績
'12成績:試合137打数499安打122本塁打10打点52三振70四球50盗塁14打率.244出塁率.311長打率.359OPS.670
通算成績:試合762打数2750安打719本塁打54打点247三振428四球245盗塁120打率.261出塁率.324長打率.382OPS.701
受賞歴
成績
1、成就した結果。出来映え。出来上がり。
2、特に、学業・試験などの出来栄え。
(『広辞苑 第五版』より引用)
小柄なショートという特徴から俊足巧打の小兵をイメージされがちな梵ですが、その内実は強靭なリストから繰り出されるパンチの利いたバッティングが真骨頂の中距離打者。特に膝を壊して自慢の足を活かすのがままならなくなってからはそれが顕著になり、今年も6番ショートが定位置となっていました。コンスタントに4割を超える*1長打率からもそれは明らかです。
以上能書きはさておいて各種打撃成績のキャリアハイ一覧と平均を以下。
('13は10/4現在(残り1試合)、赤字はリーグトップ、打率以下の平均は'13除く)
- 試合数:144('10)(平均(以下略)110)
- 打席:659('10)(444)
- 打数:562('10)(388)
- 得点:82('10)(52)
- 安打:172('10)(104)
- 二塁打:34('10)(19)
- 三塁打:8('06)(3)
- 本塁打:13('10)(8)
- 塁打:251('10)(151)
- 打点:56('07・'10)(36)
- 盗塁:42('10)(16)
- 犠打:36('10)(15)
- 犠飛:6('12)(3)
- 四球:53('10)(35)
- 死球:5('07)(3)
- 三振:95*2('07)(61)
- 併殺:8*3('06)(6)
- 打率:.325*4('13)(.261)
- 出塁率:.375*5('13)(.324)
- 長打率:.447('10)(.382)
- OPS:.815('10)(.706)
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南條範夫+駿河城御前試合
南條範夫
明治四十一(1908)〜平成十六(2004)年。小説家・経済学者・元国学院大学教授。東京市京橋区銀座出身。東京帝国大学法学部(1930)・経済学部('33)卒業。本名:古賀英正、別名:町田波津夫・有馬範夫。
東京大学経済学部助手、満鉄事業部などを経て、1951『週刊朝日』の懸賞小説に「出べそ物語」が入選。'52「子守の殿」でオール新人杯*6を受章、更に『サンデー毎日』の懸賞小説にも入選し、'56「灯台鬼」で直木賞を受賞。以後、時代小説を中心に幅広く活躍し、'75NHK大河ドラマ『元禄太平記』を書き下ろす。'82「細香日記」で吉川英治文学賞を受賞。他に「武士道残酷物語」・「織田信長」・「古城物語」・「大名廃絶録」・「いじめ刃傷」・「幾松という女」など多くの作品がある。また、一方では経済学者として中央大学教授、国学院大学教授を勤め、『日本金融資本論』など専門分野での著書もある。(『新訂 作家・小説家人名事典』より引用)
受賞歴
駿河城御前試合
南條範夫による日本の時代小説。
1956『オール読物』2月号に第一話「無明逆流れ」が掲載され、その後'62までにかけて飛び飛びに数誌に全12話が掲載された。1629駿府城の徳川大納言忠長*7の面前で行われたという11番の御前試合を描いており、講談などに流布された寛永御前試合の粉本であるという設定で、その内容も寛永御前試合と知られるのと同じく、11番のうち8組に勝敗あり、3組が相打ちとなっている。ただし駿河城御前試合では真剣をもって行われ、各試合の敗者は死し、相打ちでは両者が死すという悲惨な結末となっており、南條範夫の残酷物と呼ばれる作風を象徴している。(wikipediaより引用)
シグルイの原作として一躍有名になった本作。南條範夫の「残酷物」の代表作という位置づけになるのでしょうが、過激な描写に慣れた現代の目から見れば、登場人物連がみんな人間見溢れる愛すべき小人物なのが逆に魅力的。屈木頑乃助のような怪物や座波間左衛門のようなド変態まで、どこか親近感のわく地に足のついたキャラクターにしあがってるのはいいんだか悪いんだか。中盤を過ぎてからは奇人変人のネタもつきたか、政争や人情のもつれの決着を駿河城での御前試合に持ち込んだ凡百の時代物に堕してしまうのも残念。改めて山田風太郎の奇想の泉の深さに驚嘆しきりです。
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李春雲+実在
李春雲
架空の人物。幼名・愛称:春児。
小徳張*8の逸話を取り入れている。静海県出身の貧民の子。糞拾いで生計を立てていたが、自ら去勢(浄身)して老公胡同で宦官に必要な全てを教え込まれ、紫禁城へ入り西太后*9に仕える。
(wikipediaより引用)
初登場:『蒼穹の昴』第一章「科挙登第」一(小説)、『蒼穹の昴』第1話「紫禁城」(ドラマ)。
登場作品:『蒼穹の昴』・『中原の虹』(小説)、『蒼穹の昴』(ドラマ)
演:余少群*10、王鶴宇*11(少年時代)
cv.水島大宙*12
実在
1、実際に存在すること。
2、〔哲〕一般には、観念・想像・幻覚などの主観的なものに対し、客観的に存在するもの、またその在り方。プラトン*13は感覚的世界を実在の影に過ぎず、その背後のイデアを真の実在と考えた。これに対し、アリストテレス*14は感覚的世界を真の実在とし、形相(イデア)を感覚的世界に内在する不変の構成原理とした。また、バークリー*15は一切の存在を観念に還元する観念実在論の立場をとり、ヘーゲル*16は実在を精神の自己客観化として、実在と観念の統一を主張した。
(『広辞苑 第五版』より引用)
緻密な取材と時代考証で築き上げた重厚な世界観の上で、嘘大袈裟紛らわしい上等のぶっちぎりのエンターテイメントを展開するのが信条の浅田次郎。その伝に違わず、蒼穹の昴のダブル主人公の片割れ春児こと李春雲も実在の人物ではありません。一応小徳張がモデルではあるようですが、実際の小徳張は卑屈でありながらも傲慢で私利私欲を最優先し賄賂と陰謀が三度の飯より大好きという宦官の鑑のような小悪党で、最終的には大人の風格すら身に付けた大総管李春雲とは西太后のお気に入りだったという一点以外似ても似つきません。まあ、黄昏の大帝国を支えたラストエンプレス西太后に本当に春児のような腹心がいれば、大清帝国ももう少しまともな断末魔を迎えれたでしょうからね。
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もっと簡単にたどりつけたはずのここまで来るのにだいぶ遠回りした
消費税増税や汚染水問題など、駿河城御前試合のように残酷なこの世界。李春雲よ実在あれかしと願いたくなるほどに梵語のごとくに混迷の度合いを深めています。今までの成績を鑑みるに安倍首相には期待できるのでしょうか?少なくとも民主の三馬鹿よりはましなんでしょうが、前回が前回だけに一抹の不安が拭えません。結局1年交替の総理大臣で終わったってのだけは勘弁してくださいね。
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帰ってきた今日の一行知識
「梵」を「そよぎ」と読むのは梵英心のご先祖さまの発明
「梵」の字を「林に風」と解釈しての訓だとのこと。「こんなん読めるか!」ってキラキラネームは何も最近のゆとり世代の専売特許でもないようで
*1:低迷期の'08-'09及び違反球の'11-'12除く
*2:規定到達で最少は'06の60
*3:規定到達で最少は'10の4
*4:規定到達では'10の.306
*5:規定到達では'10の.368
*7:駿府藩々主。大納言。父秀忠、母崇源院。暗愚な兄に代わり父母の寵愛を一身に受け将来を嘱望されるも、兄家光の幕府権力掌握に伴い不行跡を口実に改易。父秀忠死後に賜死。
*8:河北省の人。自宮により宦官となり西太后の寵を得て後宮にて累進。「貴さは王侯に匹敵し、富は天子に並ぶ」とまで言われる権勢を誇った。
*9:慈禧太后。咸豊帝皇后。父葉赫那拉恵徴。子に同治帝。夫咸豊帝の死後、恭親王奕訢に擁立され辛酉政変により政権掌握し東太后と共に垂簾聴政を行う。同治帝死後光緒帝を擁立し独裁権力を獲得。清仏戦争・日清戦争・義和団の乱などの内憂外患に苦しめられながらも、洋務運動や光緒新政を推進し末期の大清帝国を支えた。
*10:代表作:梅蘭芳(青年時代)(『花の生涯〜梅蘭芳〜』)、汪精衛(『1911』)、川子(『愛情不NG』)他。
*11:代表作:胡永紅(『鴛鴦河』)、楊国衡(『十大奇冤』)、博果爾(『山河恋美人無泪』)他。
*12:アクセルワン所属。代表作:基山ヒロト(『イナズマイレブン』)、ロロ=ランペルージ(『コードギアス 反逆のルルーシュR2』)、向島拓朗(『波打際のむろみさん』)他。
*13:Πλάτων。代表作:『ソクラテスの弁明』・『国家』・『法律』他。
*14:Ἀριστοτέλης。父ニコマコス。代表作:『オルガノン』・『ニコマコス倫理学』・『動物誌』他
*15:George Berkeley。代表作:『人知原理論』・『視覚新論』・『問いただす人』他。
*16:Georg Wilhelm Friedrich Hegel。代表作:『精神現象学』・『エンチクロペディー』・『法哲学(綱要)』他。