脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『悪人列伝 二』

カオスちゃんねる : 【閲覧注意】全身麻酔すごすぎわろた
二度ほど経験ありますが本気でストンと落ちますね。それより個人的には麻酔醒めかけのあの朦朧とした感覚が結構好きです。


 夏を満喫第三弾。職場の後輩引き連れて(ナイショ)なところに行ってきました。ああ、若いっていいなあ。


魔装機神Ⅲ進捗

  • 第14話「めくるめくフィーバータイム」亡霊群と交戦中。トップエース:ギド=ゼーホーファー@ディンフレイル。

悪人列伝 (2) (文春文庫)

悪人列伝 (2) (文春文庫)

嘆いてばかりじゃ進まない

 浜の真砂の尽くるとも世に悪人の種は尽きまじ。藤原兼家梶原景時北条政子北条高時高師直足利義満。彼らの本質は因循姑息なる小悪党か、それとも志半ばに斃れた反逆の英雄か。


 安心安定の海音寺ブランドの送る悪人列伝第二巻。本巻は摂関時代から南北朝時代までの所謂中世前期が舞台。古代と違って無責任な空想の翼を広げれるほど史料の残り方が甘くないので、内容も戦記ものの紹介および解釈が主になっています。また前巻と違って藤原北家得宗家に足利一門、と景時・師直の君側の奸コンビ以外は王道をいくメジャー中のメジャーのような方々が取り上げられており、ある種武将列伝補遺的な趣に。
 なんにせよ、歴史をエンターテイメントとして語る技術においてこの人に勝る人はそうはいません。頭空っぽにして楽しみましょう。良くも悪くもそれができちゃう作家です。

笑顔に変えてゆけるのなら諦めたりはしない

 歴史とは勝者の歴史に他ならないとはよく言いますが、中世にもなるとその度合いがぐっと増します。語られることもなく埋もれた「悪人」たちに日を当てる本シリーズはそのアンチテーゼの一環として大きな意味を持つのではないでしょうか。まあ、最近のマイナーどころを特集しすぎて却ってメジャーところが全然スポット当てられない最近の傾向もどうかと思いますが。

どいつもこいつも/ボクの未来

どいつもこいつも/ボクの未来

帰ってきた今日の一行知識

厳粛な即位式に女を連れ込んだ天皇がいる
平安時代花山天皇がそれ。しかも御簾の内でこっそりバコバコやってたというんだから驚き。昔は色々牧歌的だったんですね。