脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『大量殺戮兵器を持った狂信者たち〜ニューテロリズムの衝撃』

http://alfalfalfa.com/archives/5816990.html
「楽しみ」・「信頼」・「自由」。つまり、「自由気ままに楽しんで生きつつも誰からも信頼される人でありたい」と。なんてむしのいい。


 祝『第2次スーパーロボット大戦OG』発売日決定。今度こそは延期なく発売して欲しいものです。さあこれでようやくやっとのPS3デビューだ。


SRWZⅡ再世篇進捗

大量殺戮兵器を持った狂信者たち―ニューテロリズムの衝撃

大量殺戮兵器を持った狂信者たち―ニューテロリズムの衝撃

いつだって不安なんだ怖くて怖くて仕方がないよ

 浜の真砂は尽くるとも世にテロリストの種は尽くまじ・・・。革命戦士から狂信者へとその担い手を変えつつも連綿と続くテロリズムの系譜。過去・現在そして未来のテロの姿を当代一流の現代史家ウォルター=ラカーが活写する。


 前世紀末に書かれた原著を9.11の衝撃に慌てて翻訳した本。なので、今みたいにテロが身近でなかった時代の啓蒙書っていう体裁です。「狂信者に気をつけろ!」と言われれば、見事予言を当てたのかと思いたくなるのですが、今後大規模テロを引き起こす可能性の高い危険集団としてあげられているのが、極右愛国団体や妄想にかられた個人とかなのでちょっと肩すかし。アルカイーダも出てはきますが、その他のイスラム原理主義団体と一緒にどっちかっていうと過去の遺物的な扱いを受けている辺り、あのアメリ同時多発テロの特異性がよく分かります。
 その他にも、革命戦士としてのテロリストの代表としてアイルランド、広義のテロリズムに乗っ取られた国々として中南米諸国、そして我が日本からも日本赤軍オウム真理教と、多種多様なテロの実際が例示されていますので、テロの入門書にどうぞ。まあ、最悪のテロが世界貿易センター爆破事件だった頃の作品なので、今からするとどうしても牧歌的な香りは拭えませんが。

終わらない葛藤に嫌気を差し込んで

 2001.9.11世界が生まれ変わった日から早十余年。気が付けば生まれ変わったはずの世界もリーマンショックで敢無く崩壊。パクス・アメリカーナの野望は露と消え、世界は再び混迷の時代に入りました。しかし、ポストアメリカ本命筆頭候補だった中国も迷走を続け、次代の覇権を握る国家の決まるまではまだしばらく時間がかかりそうです。願わくは我ら日本もダークホースとしてそのレースに参加したいのですが、如何せん鞍上が相当の盆暗揃い。企業やスポーツの世界みたく政治もガイジン助っ人監督招聘する訳にはいかんのでしょうか。

恋

帰って来た今日の一行知識

テロリストは捕虜になれない
テロを「新しい戦争」に認定したのはこの為だそうで、便衣兵扱いで捕虜にする義務も軍事裁判の手間もなく即座に殺害可能になるみたいです。革命戦士のみなさん、実力行使の際にはくれぐれも宣戦布告と制服着用を忘れずに。