台湾の李登輝元総統、中国の学生に「尖閣諸島は日本領」:ハムスター速報
他人の芝生は青いんでしょうが、「政治家」のいる国ってのは心から羨ましいです。
世の中人のやる気を挫く事だけは天才的に上手い人ってのはいるもんで、ほんの一言二言で、「我ながらそんな些細なことで臍曲げなくても」の自己嫌悪の負のスパイラルに叩き込んでくれやがります。こうやってここで愚痴れるってのは軽症だなって自己診断はできてんですけど、それにしたって〆切本番間近のこの糞忙しい時に何してくれやがんだよ、ちくしょう。
SRWZⅡ再世篇進捗
- 2周目第54話「決戦!!果てなき進化へ!」インベーダーと交戦中。トップエース:ゼロ@蜃気楼。
- 作者: 卯月妙子
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2012/05/18
- メディア: コミック
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悲しんで、泣きじゃくって、喜んで、大人になってゆく
ウンゲロミミズに実録企画モノの衝撃から早十年。7度の措置入院と自殺未遂を乗り越えて僕らの卯月妙子が帰って来た!
キチガイと表現者、売笑婦と芸術家の狭間を駆け抜ける現代のドン=キホーテ卯月妙子女史の満を持した新刊。一時は死亡説や完全人格崩壊説まで流れた、有末剛と別れてからの空白の5年間を赤裸々に語ってます。一度彼岸の彼方に足を踏み入れてから最低限の表現能力を残存させたまま此方に帰って来てくれる人なんてのは存在自体が奇跡に近いので、もうそれだけで読む価値があるのではないでしょうか。後遺症かブランクか一度はヘタウマレベルには達した画力も完全に落書きレベルに逆戻り。初見はかなりぎょっとしますが、この物語を紡ぐにはこの絵柄でないといけないと思えるほどの親和性と中毒性を発揮してくれています。正直妄想パートは下戸の我らには難易度の高すぎるもので他人の夢の話を延々聞かされるような冗長性しかありませんが、そこを除けば統失患者の日常な前半、顔面粉砕骨折闘病記な中盤、身近な人々の無償の愛情に支えられて日常に「帰還」するラストパートにと一篇の物語としても立派な佳作となっています。ただその分近況報告代わりのエピローグが完全に蛇足というか色々台無しにしてるというか。折角上手くオチたんだからいらんこと書かずに素直なハッピーエンドで終わらせとけばいいもんを。
以上、卯月女史に未だ根強い信者の多く存する理由のよく分かる一冊でした。このまま、「作家」として復活してもらいたくもあり、商業主義に堕落せず伝説のまま消えて欲しくもあり、ファンってのはなかなかに因業な生き物です。
よーし、また歩き出そう!思い切り生きてやろう!
統合失調症の発症率は約1%。鬱病やアルコール疾患にストレス性の神経衰弱までも含めれば完全に他人事ではない精神病の世界。物書きの端くれを僭称する身としては中二病的憧れを捨てきれない分野ではありますが、同時に自分が今「正気」でいれることの奇跡を強く感じる世界でもあります。破綻なく人と話せて、最低限の感情抑制が効くってのはどれだけ素晴らしいことなのでしょうか。いつの日か自分が正気を失った時見捨てず支えてくれる誰かはいるのか?逆にどんなに支離滅裂でも傍にいたいと思える程大切な人は見つけられるのか?人生の目的ってのは案外そんなところにあるのかもしれませんね。
- アーティスト: くず,ANIKI,小倉博和
- 出版社/メーカー: R and C Ltd.
- 発売日: 2002/10/30
- メディア: CD
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