脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『古本マニア雑学ノート』

http://blog.livedoor.jp/news23vip/archives/4030797.html
一人旅の魅力は長時間移動の閑静な車内に持ち込んだリュック一杯の積読本!なんですけど、これって冷静に考えると旅する必要ねーよなー。


 社内のフットサル同好会に参加。トラップとパスとシュートができないっていう致命的球技音痴と5分でまともに走れなくなる絶望的心肺機能は健在でしたが、デイフェンスに専念してたら意外と楽しめました。いくつになっても無邪気に駆けずり回るのって楽しいですね。

古本マニア雑学ノート (幻冬舎文庫)

古本マニア雑学ノート (幻冬舎文庫)

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It took me years to write, will you take a look?

 悪鬼は紙を浮遊せり。百鬼夜行蠢く古書業界の闇を抉る社会派ルポ、じゃなくて痛い奴ら(自分も含む)を笑い飛ばせな痛快エッセイ。ただ僕らは本が好きなだけなのになんでこんなに笑われるんだろう。


 裏モノ、猟奇事件もののヒットでようやく自分の趣味の古本関連本を出せ始めた頃の唐沢先生の本。大好きな分野だからか、いつもの軽味がなくてちょっと肩に力入ってるのが感じられてしまうのがちと残念ですが古本市の狂騒に、古書街に蠢く古本ゴロの生態に、ザ・カラサワコレクションの紹介にと古本への愛に満ちたバラエティに満ちた一冊となってます。これを読んだら古本屋に走りたくなるのは必定なので金と暇のある時に読みましょう。

Dear Sir or Madam, will you read my book

 江戸川はなんでこんなに暮らしにくいんだろう思ってみれば、気づいたのは本屋と古本屋がない(TSUTAYA新古書店を除く)のが一番の理由*1ではないかと。キングオブ学生街な京都に慣れすぎて、本屋と飯屋の場所をしっかりと確認しなかった私の失着です。つーか自分、京都は元より広島の実家も広大医学部の近くだったんで、考えてみれば非学生街に住むの初めて*2なんですね。休みの日にふらりと自転車で遊びに行ける範囲に行きつけの本屋がないってのは結構痛恨です。けど学生街に引っ越すってたら最寄は神田ですか・・・。家賃と通勤時間*3と遊興費でえらいことになりそうだ。誰か東京東部のおススメ物件紹介してくださいな。


帰ってきた今日の一行知識

最近のベストセラー系新刊本は新古書店対策にわざと劣化しやすい素材とデザインで製本している
イタチごっこというか、本という紙に仕える侍祭たる自覚にかけるというか。背に腹は変えられないのはよく分かりますが、出版人として、自分の「作品」が数十年後も古書店の店先にかざられていることを目指して欲しいものです。

*1:安くて量だけは・・・って大衆食堂がないのもちょっと

*2:2年ほど住んだ西陣は多少学生街から外れてましたけどそれでもチャリで10分も行けば立命館同志社のテリトリーにたどり着けたもんな。

*3:電車通勤は嫌だ