脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『流血の魔術最強の演技〜すべてのプロレスはショーである』

http://blog.livedoor.jp/ii_iiiiii/archives/51656615.html
世の中何処に理不尽が転がっているか分からない。という教育効果のみでも存在意義はあるのではないでしょうか。広島の自動車教習所の教官の教え、「クラクション鳴らす時はその車にヤクザが乗ってる覚悟で鳴らせ」は至言だと思います。


 転職も決まり心が折れたか体調崩して一日休日潰しました。毎日が夏休みの楽園にはまだまだ遠そうです。

流血の魔術最強の演技―すべてのプロレスはショーである

流血の魔術最強の演技―すべてのプロレスはショーである

「上手に騙してね嘘は嫌いで好き」

 歴代のスター達がひた隠しに隠し続けた禁断の「ケッフェイ」、プロレスは全てヤオ。約2万試合を裁いた名レフェリーミスター高橋の突然の暴露。あなたはこれに感情武装できますか?


 21世紀もそうそうに業界を震撼させた超問題作。作者の意図や理想がどうあろうと、斜陽の兆しの見え始めていたキングオブスポーツにとどめの一撃を食らわしてしまったのだから本当に罪作りな一冊です。
 そんな信者の嘆きを無視すれば実に面白い業界裏話モノ。あの伝説の試合や事件の裏側にはどんなブックがあったのかから、猪木や長州、藤波らの素顔まで初心者から玄人まで楽しんで読める一冊になっています。ただ当然、「新日だけはガチ」と信ずる原理主義者に見つかると半殺しにされても文句は言えない禁書中の禁書ですので、扱いにはくれぐれもご注意を。

無理な笑顔の裏伸びた影をかくまうだから気付かぬふり再生を選ぶ

 アメリカンプロレスを見習え!これがミスター高橋氏の一貫した主張ですが、個人的にはどうも賛成しかねます。日本人には絶対ハリウッド的な本格エンターテイメントは不可能です。よくてハッスルか大阪西口プロレスのような半笑いのみっともない代物になるのが関の山。だったら、今までのような暗黙の了解頼みの半ガチ半ヤオの演出がまだましではないかというのが個人的な見解。PRIDEのようなだらだらしたしょっぱいガチンコも、WWEのような過度の演出もどうも好きになれません。ヤオだのガチだの野暮なこといわないで、鍛え抜かれた体の躍動を純粋に楽しみませんんか。そうすれば多分100年後にはストリップとセットで伝統芸能の地位を獲得できてるでしょう。

嘘

帰ってきた今日の一行知識

アントニオ猪木がアクラム=ペールワン戦後無事に帰国できたのは、あの独特のガッツポーズがイスラムの祈りの姿に勘違いされた為
世の中何が幸いするか分かりませんね。猪木伝説は流石にスケールがでかい。