脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

喜田剛と大人の実力と河野一郎について

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広島人がまたやらかしました。頼むから自分達のネーミングセンスが時代を先取りしすぎてることを自覚しておくれ。


 残業と当直が重なって、ここ一週間弱従業員食しか食べてません。不味いとか量が足りんとかはない、非常に栄養バランスの取れた良食なはずなんですが、なんだろうこの心の折れそうな気分は。

そばに居るよ君はもう確かな俺達のいつまでも仲間だ

喜田剛

ぼくとQちゃん - 脱積読宣言
出会いと別れ - 脱積読宣言

喜田剛
 昭和五十四(1979)年〜。福岡県福岡市出身。内野手。183?84?。右投左打。背番号44。
沖学園高校(1995-'97)→福岡大学('98-2001)→阪神タイガース('02-'07)→広島東洋カープ('07〜)
'08成績:試合66打数92安打25本塁打4打点11三振22打率.231
通算成績:試合141打数258安打65本塁打7打点24盗塁1三振61打率.252

 イースタンリーグ二年連続本塁打打点王の二冠も、岡田監督に嫌われ出番の殆どもらえなかった哀れな子。山田で喜田をもらえた時は正直耳を疑いました。数年前の阪神黄金時代、葛城・桜井・赤松・喜田で誰が呼んだか鳴尾浜四天王。万年人材不足の我らがカープファンは指を咥えて羨ましがっていたものですが、まさか僅か数年後には、うち二人が自分とこ来てくれるとは思ってもみませんでした。岡田の贔屓采配万歳。

 さて、そんな喜田剛君。実にいい意味でバカで憎めないキャラクターがカープファンの琴線に触れ、外様とは思えぬ、いやいつまで経ってもピリッとしない生え抜き以上の人気を誇っています。全体的に地味な選手揃いのカープの中、大阪仕込みのちょっとすべり目のお立ち台パフォーマンスはいい意味でも悪い意味でも浮いています。
 入団当初は右翼手としてスタメン一歩手前まで行きましたが、アレックス獲得・前田の二千本安打への猛チャージ・馘が涼しくなると本領発揮の嶋の復活で、後半は出番なし。続く'08シーズンは不動のサード新井のFAで、本職の三塁定位置獲得なるか、と期待されましたが、今一ぱっとせず、結局三塁は新外人シーボルの元へ。そんなこんなで結局、左の代打という位置に収まった彼。今後の奮起と三塁奪取が期待されます。

BBM広島東洋カープ2008トレーディングカード (BOX)

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浅田次郎+新刊

勇侠青春謳 - 脱積読宣言

浅田次郎
昭和二十六(1951)年〜。東京都中野区出身。本名:岩田孝次郎。中央大杉並高校卒業。
 三島由紀夫*1の自決をきっかけに自衛隊に入隊。満期除隊後、マルチ商法など様々な職業を経て、40歳の時『とられてたまるか!』でデビュー。1997.7『鉄道員』で第117回直木賞を受賞。初期に目立った極道小説から都会小説・歴史小説・ミステリー・エッセイなど著作は多岐に亙る。'98短編集『鉄道員』の一編「ラブレター」、'99「鉄道員」、2000『天国までの百マイル』が映画化される。(『新訂 作家・小説家人名事典』より引用。)

受賞歴

新刊
 書籍を新たに刊行すること。また、新たに刊行した書籍。(『広辞苑 第三版』より引用)

 全く以って知りませんでしたが、いつの間にか4/26に海竜社より『大人の実力』なる新刊が発売されていました。タイトルと出版社を見る限りまた書きなぐりのエッセイ集の模様。浅田次郎のエッセイは軽妙ながらも何処か重厚さが漂う名品揃いではあるのですが、やはりじっくり腰をすえた大作小説をこそ読みたいものです。

大人の実力

大人の実力

河野一郎

この指とまれ! - 脱積読宣言

河野一郎
 明治三十一(1898)〜昭和四十(1965)年。昭和期の政治家。河野謙三*2の兄。神奈川県足柄下郡出身。早稲田大学政治経済学部卒業。
 『東京朝日新聞』記者から1932衆院議員(政友会)に当選。戦時中は非翼賛議員として興亜議員連盟に参加、反東条英機*3の立場に立った。敗戦後、'45自由党結成に鳩山一郎*4らと共に参加し初代幹事長となったが、公職追放となる。追放中、日魯漁業社長に就任。追放令違反で懲役2ヶ月となったが'51解除。鳩山擁立派として吉田茂*5退陣を要求し、'53吉田暴言による解散に際し、分党派を解体し、鳩山らは自由党に復帰したが、三木武吉*6ら8人で日本自由党を結成し幹事長。'54日本民主党に合流し、'54末第一次鳩山内閣の農相に就任。日ソ国交回復交渉を推進した。'57第一次岸内閣の経済企画庁長官、'61第二次池田内閣の農相、'62建設相、首都圏整備委員長、'63近畿圏整備長官、第三次池田内閣の建設相、オリンピック担当国務相を歴任。生粋の党人実力者であった。(『コンサイス日本人名事典』より引用)

 神奈川の巨魁。農林族のドン。自民党建党の黒幕。東京オリンピックの責任者。吉田茂への反逆者。鳩山一郎の側近。佐藤栄作永遠のライバル。河野洋平の父。と多彩な呼ばれ方・見方をされる自民党黎明期の大物河野一郎。戦前から隠然たる影響力を誇る「党人派」の代表として岸・池田・佐藤らのニューウェーブ「官僚派」への抵抗勢力として君臨し続けながらも、機を見るに敏で一度体制が傾けばあっさり不倶戴天の敵とすら妥協し権力の座にしがみつく。それでいて首相の座には縁がない。となんだか息子と似たような軌跡をたどっています。しかし、やはり金権政治が弾劾される前のなんでもござれの血みどろの権力闘争にはえもいえぬ魅力があることは否めません。次々期位の総理の座目指して不気味な胎動を始めた自民党ホープ河野太郎。彼は祖父のような偉大な政治家になれるのでしょうか。頼むから親父みたいな売国奴にはならないでね。

四方八方ふさがれたもうどうしようもねえこんな状況でも行こう

 世界大恐慌にパンデモミックの恐怖にと、どうにも閉塞感の漂う世界。こんな時代こそ、浅田次郎描くピカレスクロマンの主人公や、カープに射した一筋の光喜田剛のようにしがらみに囚われず、空気を入れ替えることの出来る人間が求められているのではないでしょうか。政権交代こそがその一番の早道と人は言いますが、そうやってすげ変わったトップが党争に明け暮れる河野一郎の様な政治屋では如何ともならないのは分かりきったことです。僕には小沢や岡田がそうでないとはどうしても思えません。
 残り数ヶ月のうちには必ず来る日本の未来を賭けた一大決戦。誰が勝っても構やしませんが、少なくとも、次に出る新刊を待ち侘びる心の余裕を持てる位の社会は維持して欲しいものです。民主党さんあなたにそれが出来ますか?

NO WAY OUT (CCCD)

NO WAY OUT (CCCD)

帰ってきた今日の一行知識

国際会議場を京都の宝ヶ池に誘致したのは河野一郎
地元の箱根への声を振り切っての大英断。広島市を駄目にした池田*7・宮沢*8・亀井*9の三馬鹿は爪の垢でも煎じて飲め。

*1:代表作:『仮面の告白』『金閣寺』『潮騒

*2:参議院議長。従二位勲一等旭日桐花大綬章。父治平、母タミ。甥に河野洋平参議院改革に尽力。

*3:第40代内閣総理大臣。陸軍大将。父英教、母(徳永)千歳。孫に東條由布子。太平洋戦争開戦。A級戦犯筆頭として刑死。

*4:第52-54代内閣総理大臣。正二位大勲位。父和夫、母(多加)春子。孫に鳩山由紀夫・邦夫。自民党初代総裁。日ソ国交回復を実現。

*5:第45・48-51代内閣総理大臣従一位大勲位。父竹内綱、母瀧子、養父吉田健三。孫に麻生太郎サンフランシスコ講和条約に調印。通称:「和製チャーチル」。

*6:自由党総務会長。報知新聞社社長。父古門。保守合同の立役者。通称:「野次将軍」。

*7:広島空港を三原の本郷へ

*8:広島大学を東広島の西条へ

*9:広島県立大学生命環境学部を庄原へ