対韓国○5-3
栄冠再び!因縁通り越して腐れ縁の韓国との五度目の対戦。三度目の正直の奉重根と何故北京代表にいなかったのか首脳陣の頭を疑わざるを得ない完全無欠の安定感の岩隈。熾烈な投手戦は7回終わって2-1の超接戦。終盤土壇場に入っても試合は動きを止めません。8回日本の誇る強力下位打線が決定的な一点を追加すれば、裏に韓国もようやく針の穴をも通す制球が緩み球の浮き始めた岩隈を捕まえて一点を返し、3-2で運命の最終回突入。表イチローの先頭打者二塁打の決定的チャンスを後続が続けず逸すると、裏原監督がまさかのご乱心。韓国の代打攻勢に惑わされたか、WBC未だ被安打無しの杉内を早過ぎる見切りでダルビッシュ投入。嫌な予感的中で二つの四球から李机浩に痛烈なヒットを浴びてまさかの同点。続くサヨナラの危機こそ切り抜けたものの。延長戦突入。野手を使い尽くした韓国と切り札の投手を使いすぎた日本。先に音を上げるのはどちらだ。
分水嶺は意外と早く。10回表この回先頭の内川がヒットで出塁。その後色々あって2死二三塁で迎える打者はキャプテンイチロー。ここで打たなきゃいつ打つんだという最高の場面。日本中の過大な期待に応えてくれるのがイチローのイチローたる所以。綺麗なセンター前ヒットで韓国の心を砕き勝負を決める一撃。裏ダルビッシュが先頭打者を歩かせ一瞬ヒヤッとするものの、きっちり後続を殺して見事先回の汚名挽回。
相手が韓国という決定的な一点を除けば、世界一を決めるに相応しい手に汗握る好勝負でありました。二度のV逸でアメリカのやる気がますますなくなってそうなのが怖いですが、次回2013年のWBCも楽しみです。目指せ前人未到の三連覇。
勝ダルビッシュ 先制小笠原 再勝越中島 決勝再々勝越イチロー