脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『第二次世界大戦〜ヒトラーの戦い 第二巻 陰謀』

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200811230007.html
腐っても熊は熊。


 ダイエットのため、自転車通勤を始めました。流石に片道一時間弱は堪えます。


SRWZ進捗

  • 2周目第22話『自分だけのエクソダス』エンペランザ完成。トップエース:セツコ=オハラ@バルゴラ改

駆け抜けろ未来へと続く道さえ飛んで行け

第2次世界大戦 Second World War(1939.9-'45.8)
 ドイツ・イタリア・日本を中心とする全体主義国家群(枢軸国)の侵略により、民主主義国家群(連合国)との間に生じた戦争。その導火線となったのはドイツのダンツィヒ及びポーランド廻廊に関する要求である。1939.9ドイツ軍のポーランド侵略に対するイギリス及びフランスの対ドイツ宣戦で戦争が始まり、ドイツは直ちにポーランドを圧倒してソ連とこれを分割、40.4デンマーク及びノルウェーを降し、次いでベルギー・オランダを蹂躙、'40.6フランスを降伏させ、イギリスを空襲した。ところが東ヨーロッパにおける利害の衝突の為、'41.6ドイツはソ連に宣戦した。'41.12ドイツと同盟関係にあった日本が合衆国及びイギリスに宣戦したので、戦火は全地球に波及した。太平洋方面でも最初は日本が優勢であったが、'42.6ミッドウェー海戦、'42.11ソ連軍の反攻や米英軍の北アフリカ上陸によって戦況は逆転し、'43.9イタリアが降伏。'44.6連合軍はノルマンディーに上陸し、パリを解放して'45春ドイツ本土に侵攻した。一方ソ連軍はスターリングラードでドイツ軍の前進を阻止して反攻に出、西進して東ヨーロッパ諸国を解放、'45.4ベルリンに突入した。ヒトラー*1は自殺し、'45.5.7ドイツは降伏。極東では米軍が飛石作戦によって太平洋の島々を奪取し、'45.4沖縄を占領、'45.8原子爆弾投下とソ連参戦によって日本を屈服させ戦争が終了。(『新編 西洋史辞典 改訂増補』より引用)

 ヒトラー先生大暴れの本巻は、ドルフス首相暗殺からオーストリア併合までのヴェルサイユ体制が崩壊し、新しいミュンヘン体制化でのつかの間の仮初の平和の時代。先の大戦で心底戦争を忌む英仏の足元を見つつ、同じ穴のムジナのスターリン率いるソ連と共にヨーロッパ分轄の陰謀をめぐらす陰湿な政治陰謀劇に終始しています。なので、そういうのが嫌いな人には多少ならず嫌気の差してしまうような出来となっていますが、逆にお好きな人にはたまらないのではないのかと。救国の英雄チャーチルド・ゴールの登場を待ちつつ、ヒトラーの大活躍を堪能あれ。

旅人たちよ因果を背負いながら旅立つさ

 戦争を忌むことが逆に取り返しのつかない大戦争を招く。ホロコーストと植民地の過半の喪失という大きな代償を払って手に入れた教訓。それを何故日本人は学ぼうとしないのでしょうか。衝突を避け譲歩を続けた結果が現在の特亜の暴走を招いたのは間違いありません。パクス・アメリカーナも崩壊した今、頼れるものは自分のみです。彼の国々にヒトラーのような「英雄」のいなかったことを我らの身の幸運と心に刻み、遅ればせながらも多少の紛争も辞さじの正常な外交態度をとりもどすべきではないでしょうか。

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帰ってきた今日の一行知識

ドイツ海軍が貧弱だったのはカナヅチだったヒトラーが海軍に興味なかったせい
「海軍王国イギリスを刺激しない為」というのが表向きの理由のようですが、陸軍出身のヒトラーの海軍嫌いが影響したのは否めないようです。

*1:Adolf Hitlerドイツ国総統。父アロイス、母クララ。アーリア人至上主義とヴェルサイユ体制打破を標榜し、圧倒的なカリスマでドイツを掌握。宥和主義に固執する英仏の弱腰を見切って、貪欲に勢力を拡大。遂には第三帝国を名乗り、ヨーロッパ制覇の挙に打って出るも、ソ連侵攻の失敗とアメリカ参戦により挫折し、陥落間近のベルリンで自殺。