『もやしもん』

おい、誰かカンニングできる方法考えろよ！：ぁゃιぃ(*ﾟーﾟ)NEWS 2nd
こういう賢い子大好き。

　今年も行って参りました。知恩寺秋の古本祭り。品揃えが悪いだの、無駄に高いだも文句言いつつもきちんと散財してしまうのはビブリオマニアのサガ。そんな訳で今回の戦利品は以下の通り。

• 吉川幸次郎『漢の武帝』岩波新書(1949)
• ラティモア『中国』岩波新書(1950)
• 川崎庸之『天武天皇』岩波新書(1952)
• 蒲松齢『完訳　聊齋志異　第一巻』(1955)
• 神谷不二『朝鮮戦争』中公新書(1966)
• 直木孝次郎『奈良』岩波新書(1971)
• H・E・シゲリスト『文明と病気（上・下）』岩波新書(1973)
• 梅原猛『さまよえる歌集〜赤人の世界』集英社（1974）
• ミハイル・S・ヴォスレンスキー『ノーメンクラツーラ〜ソヴィエトの赤い貴族』中央公論社(1981)
• オルソラ・ネーミ、ヘンリー・ファースト『カトリーヌ・ド・メディシス』中央公論社(1982)
• フランソワ・ヴィゴ＝ルシヨン『ナポレオン戦線従軍記』中央公論社(1982)
• アンリ・トロワイヤ『アレクサンドル一世〜ナポレオンを敗走させた男』
• アンリ・トロワイヤ『イヴァン雷帝』中央公論社(1983)
• 笠谷和比古『主君「押込」の構造〜近世大名と家臣団』平凡社選書(1988)
• 李英和『北朝鮮　秘密集会の夜』文春文庫(1996)
• 杉山隆男『兵士に聞け』新潮文庫(1998)

SRWZ進捗

• 第54話「魂の凱歌」クリア。トップエース：ランド＝トラビス@ガンレオン。

もやしもん(1) (イブニングKC)

想いつづったキミへのレコード空に飛ばした

　菌が肉眼で見えてしまい会話すら可能な謎の能力を持つ主人公沢木惣右衛門直保。東京農大でそんな彼と愉快な仲間達（菌多数と人間少々）が繰り広げる学園ドラマ。さあみんなも一緒にかもされよう。

かもすぞー

　てなわけで、今更ながらのもやしもんレビュー。時代遅れは今に始まったこっちゃ無いので気にせず進めます。
　とかく、オリゼーを始めとする可愛い菌達の活躍ばかりクローズアップされがちな本作ですが、菌が見えるなんてファンタジー要素を除いても立派な学園コメディしています。見目麗しき「チーム長谷川」に、キグオブ駄目大学生川浜&美里、そして謎の怪博士樹教授と、特殊能力持ちの主人公が一番普通人に見えてしまう、強烈ながらも愛すべき脇役陣の大活躍は必見。もちろん随所に散りばめられた菌関連の薀蓄も健在で、読んで面白くためになる名著。血沸き肉躍る興奮とは無縁ですが、まったりのんびり癒されましょう。きっと絶対あの懐かしき頽廃と堕落の大学生時代が心の底から懐かしくなります。ああ、あの頃に戻りたい。

浮かぶギモンギモンギモンなぜに飛ばす

　大学時代真面目に研究室通ってた頃、先輩に言われた今でも忘れえぬ一言があります。曰く、「田舎の大学でどんなに真面目に必死に勉強するより、最高峰の仲間達と飲み会で馬鹿話に華を咲かせる方がよっぽど勉強になる。」まさに至言と言えるでしょう。そして、それこそが、「いい学校」を目指すべき唯一にして最高の理由ではないでしょうか。朱に交われば赤くなる。その言葉を胸に刻んで、受験生の皆さん、一歩先の栄光を目指して下さい。

Rocket

帰ってきた今日の一行知識

醗酵と腐敗の違いは人間に役に立つか害になるかだけ
深遠なる菌の行いを人間が分類しようなどとはおこがましいの一語に尽きます。そんな細かいこと気にせずにみんなきっちりかもされましょう。