『満州帝国　第三巻〜滅亡』

http://news4wide.livedoor.biz/archives/912075.html
京都も広島もこういう話題の発言権がないのが辛い。阿闍梨餅とか川通り餅だって旨いんだぞー。

　秋だ選挙だ資金集めの季節。というわけで、明日から民主党の資金集めパーティー行脚が始まります。さあどんな爆弾発言が飛び出すか楽しみ楽しみ。

作者:児島襄
メディア: 文庫

肉断たせ命絶つ外道非道獣道

満州国
　満州事変後、満州（中国東北部）及び内モンゴル地域に日本が建国した傀儡国家。関東軍は満州の諸地域占領後、軍閥や大地主を利用して、地方毎に名目上の自治や独立を唱えさせた。建国が住民の自発的意思によるという体裁を整える為、1932.2.16満州事変の過程で各地に作り上げた傀儡地方政権の代表を奉天に集め、'32.2.18独立を宣言。'32.3.1建国宣言を行い、清朝の廃帝（宣統帝）溥儀*1を執政とし、元号を大同、首都を新京（長春を改称）に定めた。'34.3帝政へ移行、満州帝国と称し、元号を康徳と改めた。'32.9日本は満洲国を正式承認し、日満議定書を締結、満洲国の国防を担当すると共に既得権益を承認させ、秘密条項に於いても多くの権益を得た。国務総理・各部長（日本の大臣に当たる）には満州人を据えたものの、実権は駐満大使を兼ねた関東軍司令官の指導下にある日系官吏が握り、議会は置かれず、満州国協和会を唯一の政治組織とした。日本は満州を総力戦準備に必要な軍需資源の供給地、兵器廠とする為重工業建設に努め、産業開発五カ年計画を実施し、'37日産コンツェルン系の満州重工業開発会社を設立した。太平洋戦争末期には戦力の南方への振替により対ソ戦の前線基地としての性格は低下し、'45.8.8ソ連参戦により戦線は崩壊。'45.8.17満洲帝国は解体を宣言した。（『日本史広辞典』より引用）

　刻一刻と迫る日本の敗北と着々と爪を研ぐ餓狼ソ連。五族共和の理想とアジア制覇の野望を載せた壮大な実験国家満州帝国にも落日の秋が。崩壊を目前にして、恐慌に陥り奇行に走る康徳帝溥儀に、時ここに至って未だ希望的観測にすがる関東軍そんな木っ端役者を尻目に泰然と構える好大人張景恵首相の貫禄が光ります。
　平家物語のような滅び行く者への鎮魂歌に浸るもよし、今に通じるいつの時代も変わらぬ日本人の愚かさを反面教師にするもよし。あなたなりのやりかたで、偉大にして愚かな帝国の最期を看取ってあげませう。

冥土への手土産に覚えておけ

　ロシア人は信用できない。中国人はしぶとすぎ。日本人は軍人や政治家にはとことん向かない。
　数百万の英霊の命と引き換えに得たこれらの貴重な教訓を我々は絶対に忘れてはいけません。「一流国」の仲間入りなんて無体な野望は捨てて、道なき道を切り拓く新時代のパイオニアとして、ヲタク道を国を挙げて邁進することこそが、日本が真の一等国になる唯一の道ではないでしょうか。その為にも、頑張れ、麻生閣下。