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みんな容赦ねーな。社交辞令ってもんを知りましょう。
きょおのできごと。巷で話題の「メガマック」を食してみました。齧る端からぼろぼろ崩れて食いづらいことこの上ありませんでしたが、味自体は、ジャンクフードの鑑というべき、非常に頭の悪い味で、大変美味しうございました。そろそろこの貧乏舌なんとかせなあかんな。
- 作者: 柳内伸作
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 1999/04/01
- メディア: 単行本
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"死神のKiss"と言えるべき逃げられない、消えることない証拠
九尾の猫に鋼鉄の処女、駿河問いに海老責めと百花繚乱のごとき拷問・処刑の大輪の花が咲き誇った中世・近代。そして現代、人権思想がその花を摘んだかと言えばさにあらず。内戦の混乱・スパイの粛清・勝者のリンチとその活躍はとどまるところを知りません。アムネスティがどれだけ頑張ろうとこの世に権力と暴力のある限り、拷責・酷刑の種は尽きまじ。
世に数多存在する興味本位の拷問・処刑紹介本の一冊。文章の質も収録してある情報の精度も推して知るべきです。通常この種の本はヨーロッパ中世の異端審問を中心に紹介しているのですが、この本は20世紀以降の現代に生きる拷問処刑をメインに取り扱っているのが目新しいでしょうか。ただ、中世期の多分に演劇性・儀式性を含む拷問処刑に比べると、「色気」に乏しい芸のないものが多いので、「読み物」としての面白さには欠けます。かといって、資料に使えるほどのまとまりも信憑性もないので、完全無欠の読み捨て本の役をあてがうにとどめておくべきでしょう。出川のリアクション芸に物足りなくなった人にどうぞ。
もてあそばれるのは慣れてるけど"M"じゃない
人権思想の流布で拷問・処刑の見物というこの上ない娯楽を取り上げられてから、早1世紀になろうとしています。しかし、酷刑を減らし表面を取り繕ったからと言って、人類が新たなステージに進めたかと言えばさにあらず、むしろ自身の裡に潜む獣性を自覚できる機会が減った分だけ、暴発の危険性が高くなってしまっているのではないでしょうか。
先年問題になった「いじめ問題」も根っこはここにあると思います。人を、弱者を痛め、なぶるのはこの上ない娯楽だと言うことを、下手に隠してしまっているから、その快楽を知ってしまった子供がオナニーを覚えたサルの如く歯止めが効かなくなってしまうのではないでしょうか。いじめの害悪ばかりを取り上げてもいじめがなくなるとは思えません。「いじめは面白い」。この真実を謙虚に認めた上で、死人が出ない程度の手加減の仕方を教えることが現実的な対処法だと思います。いつまでも無茶な遊び方でおもちゃを壊す餓鬼どもをほおっていてはいけません。教職者の検討を祈ります。