痛いニュース(ノ∀`) : メンズウェアの胸元に、ワンポイント復活。そういえば、右翼系の若者が増えているのも気になる…朝日新聞 - ライブドアブログ
多少と言うか、大分時期外れですが、私もいつか、このように愛される文章を書けるようになりたいものです。
昨日はサボってすみませんでした。疲れてると全然頭回らんモンで。
言い訳はさておき、今日は以前自民党関連のエントリーの際、読んだはいいけど、結局使わなかった本の再利用です。限りある資源は有効に。
- 作者: 北岡伸一
- 出版社/メーカー: 読売新聞社
- 発売日: 1995/11
- メディア: 単行本
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僕と歩き出せば みんな集まってくる
自民党。魑魅魍魎の跋扈する伏魔殿の中でも、最も昏き深淵。その摩訶不思議なる世界の力学を解き明かした名著。安倍を妄信する者も、脊髄反射で嫌う者も、次の一言はこの本を読んでからにすべきであろう。恥をかきたくないのなら。
読みやすい本です。'90年代半ばの政界再編以前の自民党総裁選定の裏側と派閥の異動の入門書には丁度いい本ではないでしょうか。親父や上司の昔話に相槌くらいは打てるようになりますよ。
以上宣伝終わり。このまままとめに入って終わってやろうかとも思いましたが、余力も気力も時間も余ってるんで、駄文を続けます。この人中立を装いつつも実は好き嫌いが酷く、評価がそれに依存する、っつう新聞記者の宿痾に感染しており、田中への罵詈雑言は見てて痛たましいものがあります。なので以降は備忘録代わりに、そこらをこちらで勝手に補正して、自民党権力闘争史を纏めておきます。
約束だね 約束だよ 願いを込めて
黎明期
- 鳩山一郎・・・講和条約に前後し、公職追放を解除され、政界に復帰した石橋湛山・三木武吉・鳩山一郎・河野一郎・重光葵・岸信介等を中心に、反吉田の勢力が結集します。その結果、保守合同の気運が高まり、自民党が誕生しました。初代総裁は当初は政務を鳩山が、党務を緒方竹虎が担う総理・総裁分離方式が予定されていたようですが、緒方の急死に伴い、鳩山の単独総理が実現。憲法改正とその前段階としての小選挙区制の導入に失敗し、日ソ国交正常化を花道に勇退。
- 石橋湛山・・・鳩山の後継は岸が有力だったが、総裁選で石井光次郎・石橋湛山の二三位連合に破れ、石橋政権が成立。老年病弱の石橋は総理就任一ヶ月で肺炎に倒れ辞任。
- 岸信介・・・石橋湛山が倒れた際、臨時代理を拝命した岸が、石橋引退後素直に総理へとスライド。60年安保の混乱の責任を取り辞任。
安定期
田中王国
- 田中角栄・・・日中友好ブームを背景に親台湾の「佐藤の後継者」福田を破り当選。立花隆「田中角栄研究」を端緒に急激に批判が高まり退陣。
- 三木武夫・・・田中後継の大平が世論の悪化を、反田中の領袖福田が「総裁は推されてなるもの」の持論を理由に回避。棚からぼた餅で第三勢力三木が総裁へ。田中逮捕の逆風の吹く1976年の総選挙で大敗、失脚。
- 福田赳夫・・・二年後に大平への禅譲の密約と共に満を持して福田出陣。密約を反古にされた大平と、院政を目論む田中の必死の活動で、総裁選に敗北。
- 大平正芳・・・田中角栄の全面支援を背に福田を撃破。'80年の総選挙中に急死。
- 鈴木善幸・・・中曽根・河本・宮沢・伊東の四竦みの挙句。大平派NO.2の鈴木が浮上。'82年総裁選を目前に不出馬を表明。和を重んじた結果か、そもそも宰相の器でなかったか。
- 中曽根康弘・・・田中・鈴木との密約を背に、河本・安倍・中川を撃破。'87年までの長期政権の後勇退。
くじけないで くじけないよ 叶えられる
竹下・宇野・海部・宮沢で完全に崩壊したはず自民党が何故未だ第一党なのか正直理解に苦しみます。それもこれも、細川・羽田・村山の三馬鹿が、野党の政権担当能力のなさをこれ以上なく明白に証明してしまったからでしょう。いかに日本人が「お上」による安定した独裁的安定的な現状肯定路線の政治を好むとは言え、現状の自民党の一人勝ちは流石に健全とは言いがたいでしょう。烏合の衆の民主党や時代錯誤の極みの社民・共産には何も期待しませんから、さっさと自民党の守旧派を切り捨てた政界再再編を願いたいものです。その時のキーマンは、前原さん期待してますよ。あなたはこのまま終わる器じゃないはずです。
今日の一行知識
「貧乏人は麦を喰え」の池田勇人は麦飯が好物だった。
「パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃない」のマリー=アントワネットもそうですが、げに食い物の恨みは恐ろしいもので。
- アーティスト: TOKIO,和気優,樋口了一,佐久間正英,カラオケ
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 1998/03/04
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