脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『ウルトラファイト番外地』

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/795562.html
ミラーマン未だ健在


 拙攻地獄で悪夢のホーム五連敗。そうかそんなに更新して欲しくないか。もう期待するの止めた。毎日更新堅持の為、負けた日試合のない日も小ネタでつなぎたいと思います。早晩ネタ切れになることが容易に想像できるので、ネタふり大歓迎です。

 さて今日ですが、速攻ネタ切れなので、プライド投げ捨てて、マンガの紹介でお茶を濁そうと思います。嗚呼、未読本の山がなくなるのはいつの日か。

ウルトラファイト番外地 (単行本コミックス―KADOKAWA COMICS特撮A)

ウルトラファイト番外地 (単行本コミックス―KADOKAWA COMICS特撮A)

百万馬力の腕力で

 あなたは幻の番組「ウルトラファイト」を知っていますか?第一次怪獣ブームと第二次怪獣ブームとの間を繋ぐミッシングリンク。その魅力を唐沢なをきが余すところなく引き出します。直撃世代のお父さんも、ウルトラマン=ティガの僕も家族みんなで楽しみましょう。

 まずはウルトラファイトの解説から。ウルトラマンウルトラセブンが火をつけた第一次怪獣ブームも終わりかけた1970年9月に放送開始された一回五分の帯番組です。極度の低予算で特撮も殆どなくアトラク用の出来の悪い着ぐるみが延々プロレスごっこを繰り返すだけの酷い番組ですが、逆にその安っぽさが一度心をつかんだら二度と放さない妙な魅力を醸し出しています。これを見ずに日本特撮を語ってはいけません。
 といっても私もYou tubeで見ただけなのであまり大きなことは言えませんが。本文の最後にリンクを張っているので、未体験の人は是非一度そのシュールな世界を堪能して下さい。

 前置きお仕舞い。以下本題。ウルトラファイトのコミカライズという体裁を取った当作ですが、原作のチープさがなをきの脱力系の絵とマッチしてえも言われぬ不思議に暖かくもアホらしい独特な空気になっています。感性の作家ではないので、ギャグ漫画の癖に読んでて非常に頭を使いますが、それが嫌いでなければ自身を持ってお勧めできます。特に唐沢俊一ファンのあなたは必読です。

マッハスリーの スピードきかせ

 いつから特撮は大人のものになってしまったのでしょうか。「大人も楽しめる」こんな戯言を大義に、赤影がガメラゴジラが無残な姿を晒しています。ウルトラマンに小難しいブンガクを持ち込むことを誰が望んだのでしょうか。実相寺や「11月の傑作群」*1を否定することが特撮復活への急務ではないでしょうか。ああ、もう一度文句なしにかっこいい特撮に出会いたいなあ


今日の一行知識

ウルトラマンA」は当初「ウルトラA」というタイトルだった
放映直前にウルトラマンのパチモンのウルトラA*2の存在が明らかになった為の変更だそうです。オリジナルな名称ってのはなかなかないもんですね。

ウルトラ・アンソロジー

ウルトラ・アンソロジー

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*1:帰ってきたウルトラマン』「悪魔と天使の間に・・・」「落日の決闘」「怪獣使いと少年」「許されざるいのち」詳しくは切通理作でも読んで下さい。これらがどれほどブンガク的に優れた作品か熱く語ってるはずです。

*2:怪傑透明ウルトラエースとは?