脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

契約更改10

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20061127-00000027-kyodo_sp-spo.html

単位は万円。

  • 横山竜士1700→アップ提示を保留(金額不明)→2000

 四月の絶対的な安定感は何処へやら、最終的には勝ち星泥棒街道まっしぐらだった横山ですが、通年の活躍を評価されてめでたく年俸UP。っていっても30でこの額はしぶいなー。来年は完全復活を期待します。
年俸総額*1前年比-3390。(143390→140000)。

*1:首脳陣・外人・新人・出来高は除く

『戦艦武蔵の最期』

日本地図 旧作品No.4736 | pya! (ネタサイト)
良かった。ウチ(広島)がきちんとある。


 更新サボると次の日辛いなー。


戦艦武蔵の最期 (朝日選書)

戦艦武蔵の最期 (朝日選書)

日本を救う指名を帯びて 戦う男燃えるロマン

 悲劇は大和の専有物にあらず。東郷平八郎山本権兵衛の宿願たる大和級二番艦として不沈艦の名を欲しい侭にした戦艦武蔵。生まれる時代を間違えた最強戦艦に迫る運命の日。勝算もなく万が一の奇蹟を信じて向かったレイテ沖。自慢の四十六サンチ砲も新時代の兵器飛行機の前には単なる張子の虎。五度に亙る航空機の猛攻撃の末に沈み行く旧き時代の象徴。そこで繰り広げられる阿鼻叫喚の悲劇。僕等はそれを忘れてはならない。


 出版社が朝日です。これだけで説明の必要はないような気もしますが、一応補足。自身の経験を描写したであろう悪夢の修羅場は問答無用の説得力と迫力を持って、我々の胸を打ちますが、余裕が出来て後知恵の反戦論を展開したり、小説への色気を見せたりしているところには正直魅力を感じられません。戦争を知らぬ世代の我々がいくら望もうとも決して手に入れる事の出来ぬ経験にいらぬ味付けは不要だったように思えます。数多の希望と絶望を飲み込んで人がゴミのように散り行く姿はどんなフィクションより私たちの心を打つのですから。

必ずここへ帰ってくると 手をふる人に笑顔でこたえ

 悲劇はかくも美しい。どんなに進歩的文化人が声を荒げようと、生き証人が涙と共に語ろうとも、我々にとってそれは平家の落日に涙を流すのと、なんらの変わりはありません。いつまでも過去の怨念に縛られず、感情に流されず、客観的に歴史を分析し、現在に役立てることこそが今の我々には必要ではないでしょうか。戦争は悲惨だ。軍部は悪だ。で思考停止することほど愚かなことはないでしょう。「戦後を知らない世代」だからこそ見えるものもあるはずです。その時代に生きた人間は絶対にその時代の歴史の分析は出来ないことをもっと認識するべきではないでしょうか。

今日の一行知識

インパール作戦は一の谷の合戦にインスパイヤされて立案された。
戦争は真面目にやりましょう。

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